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パウル・ツェラン 詩

1920年、旧ルーマニア領、現ウクライナ共和国内の
チェルノヴィツでユダヤ人の両親のもとに生まれる。第二次世界大戦中、
ドイツ・ルーマニア連合軍によりチェルノヴィツが占領されると、両親は
ナチスの強制収容所へ連行され、殺害される。

ツェランは強制労働収容所で肉体労働に従事。
44年、チェルノヴィツに帰還後、強制収容所などにて書きためた
詩をまとめ始める。

重い精神病を発症し1970年、
セーヌ川に投身自殺する。

わたしはおかしいのかも知れない。

生まれてきて、この世界の問題や
社会的弱者といわれる方々のこと、

魂の焼けるような痛みを知らずに 死にたくなかった なにを失うより

ときどき、とてもさみしい


「ぼくは あなたを抱きとめる
すべての安息のかわりに」


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