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Movie Day(映画感想)!!

こんばんは。寒さも一段と増し増しのなか、
またまた、思い出した映画をご紹介していこうと思います<(_ _)>!!

「ヴェロニカ・ゲリン」

90年代アイルランド・ダブリン。

実在する新聞記者のヴェロニカ・ゲリンは
仕事で取材を進めるなか、裏社会組織による麻薬の蔓延によって
たくさんの子どもたちが命を落とす様を目の当たりにしていた。

団地の影にうずくまり、麻薬に溺れていく青年たち。

自身も子を持つ母であるヴェロニカはひどく心を痛め、
執念によって黒幕的存在を突き止め、犯行を暴こうとする。

脅迫され、暴行を受けても、
陰では怯えながら、毅然として立ち向かう。

何をされても(筆者泣きそう)、決して、決して屈しない
ヴェロニカ。
追い詰められた麻薬の元締めの命令により、ヴェロニカは凶弾に倒れる。
ヴェロニカの死をきっかけに、憲法改正法が行われ、関連犯罪が激減した。

ヴェロニカは「アイルランドの聖人」と言われている。
ケイト・ブランシェットの演技に引き込まれ、心を強く揺さぶられる
実話。
(不良役で若き日のコリン・ファレル(ダブリン出身)が出演)

「モンスター」
アメリカ初の女性連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスを
主人公とした、実話に基づく映画。

幼少期より過酷な環境(暴力・性暴力、貧困など)に曝されて育った
アイリーン。
生きる延びるために娼婦として、夜毎道に立つ以外の選択肢はなかった。

そんなアイリーンにも出逢いがあり、初めて愛に触れた。

「一体、何故こんなことを」
「一体、何があったのか」

監督パティ・ジェンキンスは学生時代にアイリーンの裁判の
様子をTVで観ていた。
恋人が出廷した時に見せる、アイリーンの優しい声、愛に満ちた
眼差し、優しさ。

裁判中は周囲に対し敵意を向け、悪態をつくアイリーンの姿からは想像もつかない姿に、激しい違和感を憶える。
動物に優しく、若い頃は美しかったと言われるアイリーンが、なぜ。

「こんなに優しい人が、なぜこんな風に。なぜこんなことを?」

その違和感、衝撃から、製作総指揮に加わった主演シャーリーズ・セロン
達とともに、綿密なリサーチを行った。
刑務所への面会、文通などを通じ、素のアイリーンを掴んでゆく。

作成中に死刑が執行され、アイリーンは亡くなる。
路上を生きる過酷さを身体で表現した主演俳優と、
強い日差しにさらされた肌や、中年ホームレス者の
歯の状態の再現などにもこだわり
表現したメイクが素晴らしい。

80年代の衣装など細部にもこだわった作品。

筆者が思うには、もともとなんらかの軽度の障害かなにかが
アイリーンにはあったのではと・・
手厚い支援を受けられる現代とは違う世代。

なぜ。

と、アイリーン亡き後の我々が
考え続けることは大事かと思われます。

いにゃ~~!!
映画って、ほんとうに良いものですね~~!!

ではでは、また来週~~!!

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