社内SE転職のススメ

社内SE、特に、ある程度大手の非IT企業の情報システム部門への転職方法について、転職活動を効果的に実施する方法を書いてみようと思います。

非IT企業の情報システム部門と一口に言っても、自社でエンジニアを抱えて開発を行っている企業から、企画を中心に行なって開発工程は外部委託している企業まで幅広くあります。

この記事で対象とする企業は、開発を外部委託する情報システム部門です。細かな違いはすごくあると思いますが、おおむね以下のようなミッションを持っているイメージの情報システム部門です。

  • IT戦略やIT企画等の戦略策定やガバナンス策定

  • システム開発(プロジェクト管理や利用部門の要件作成が中心)

  • システム基盤(PCやサーバ等)の運用・保守(外部委託先への指示)

  • セキュリティポリシー策定

対象読者としては、非IT企業の情報システム部門(特に日本の伝統的企業、いわゆるJTC)への転職を目指す方です。
ITの知識や経験はあまり必要ありません。ここについては後述します。

私はこれまで非IT企業の情報システム部門を3社経験しています。
全て社員数10000人以上の大手で、いわゆる日本の伝統的企業でした。

過去に情報システム部門の経験者採用の採用担当をしていたこともあって、非IT企業の情報システム部門への転職について、そこそこ知識があります。

この記事では私の経験に基づいて、求められる人材それを売り込む戦略について、主観メインで書いていきたいと思います。

注意点として、この記事はあくまで私の経験に基づくものとなります。
主観的なものとなりますので、当てはまらないケースや反対意見なども多々あるかと思いますが、温かく見守っていただけたらと思います。


求められる人材とは

履歴書や面接において効果的にアピールするために、企業がどのような人材を求めているかを記載します。

採用活動において、企業側は「このような人材が欲しい」という観点を事前にまとめてあります。
特に一次、二次面接では、評価シートとして観点ごとに評価(5段階等)を記載するようにしているところもあります。

そのため、観点にないところをいくらアピールしても、無駄な努力になってしまう可能性があります

どのような人材が求められているか、ポイントを事前に押さえましょう。

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