花園羽香里の話。もっと短くまとめる予定だった。なぜこうなった?

 花園羽香里のさ……花園羽香里の計算高さは、自分への自信のなさから来ている気がするのよな……。

 好本静とか優敷山女みたいな、素で可愛い「天然」の彼女たちと「養殖」の自分を比べるようなモノローグが不意に入ってきたり、なんかこう、そういうのを見るたびにキュッ……ってなってしまう。

 愛城恋太郎に自分の水玉コラを送り付けたりするのは、彼女の趣味というのももちろんあるのだろうけど(彼女の趣味というのももちろんあるのだろうけど!?)、自分の体を使って彼氏の気を引く行為、と言い換えてしまうと結構えぐいなと思う。

 そんなえぐいことをしても、愛城恋太郎健全王は一線を越えてこない。時に躱し、時に動揺し、翻弄されながらも彼女からむふふを、最大の武器を取り上げることはしない。だから彼女は今日も存分にその武器を振るうし、でもそれが通用しないからって不安になったりはしない(と言いつつ、たまに不安になってドドドスケベ化するのだが)。なんだかかなり特殊なバランスの上に成り立った2人という気もする。

 むふふな方面の魅力も、そうでない方面の魅力もたくさん知っている彼だからできること。まさに運命の人って感じがする。

 愛城恋太郎と出会えなかった世界線の、「あいつの長所って体だけだろw」とか裏で言ってるような奴に都合のいい女扱いされる花園羽香里を想像して、恋太郎くんと会えてよかったね……と思う時間。そんな男は羽々里ママに粛清される気もするが、そういう親の監視の目をかいくぐって手を差し伸べてくれる悪い男に束縛の反動もあって惹かれちゃって、あとあと裏の顔を知って絶望するルートはありそう。

 各彼女のバッドエンドルートってみんな1回は考えるよね?? 神様の言ってた「なんやかんや不幸な目にあった後死ぬ」ってセリフ、公式でif世界線曇らせ二次創作を推奨して……ません目を覚ませ。

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