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悪いことは言わないから『好きなこと』を仕事にするな!

好きなことやしたいこと、趣味を仕事にしたいなどの意見を最近よく聞く。
そんなことを言う前に、自分の親は好きな仕事をやっているのか聞いてみてほしい。

95%以上で、好きなことを仕事にしている人はいない。

フリーランスで仕事をしている人も、結局は好きなことではなく儲かる仕事をやっているのだ。

『悪いことは言わない』シリーズとして
今回は好きを仕事に!とか言ってるやつをぶった切っていきたい。

好きなことを仕事にするとは?

そもそも、好きなことを仕事にするとはどういったことなのだろう。
巷では、YouTuberなどが良い例で挙げられているが、果たして彼らも好きなことをやれているのだろうか。

ゲーム実況者はゲームをすることが好きかもしれない。
しかし、自分の好きなゲームや得意なゲームが人気の無いゲームだったとしたら、きっと好きじゃなくても人気のあるゲームを行うだろう。

それに今までは下手でも良かったかもしれないが、上手にクリアすることを求める視聴者が増えてきたら、上達するまで、練習を繰り返さなければいけない。
例え、ゲームが嫌いになっても辞めることなど出来る選択肢はないのだ。

それに、ゲーム実況は『実況』がメインになってくる。
ゲーム中にずーっと一人で話していなくてはいけないのだ。
それは、やってみると意外と苦痛なものだ。

それ以外のYouTuberもベクトルは違えど、好きで始めたことが結局は視聴者やスポンサーの為の作品になってしまう。

美容系YouTuberがいたとして、自分の好きでもない化粧品スポンサーが高額の広告費を割いてくれるなら、好きじゃなくても受けるだろう。

キャンプ系YouTuberがいたとして、自分の好きなキャンプグッズのライバル社から広告の案件がきたら、余程お金に余裕がない限りは受けるだろう。

世の中はそんなものだ。

好きで始めたことを死ぬまで好きだけで埋め尽くすことなどは出来ないのだ。

続けられる仕事を探す

2021年の最新版ではなかったが、人が会社を辞める理由という棒グラフで『仕事が好きではなくなった』と回答している人の割合はいくつだと思う?

全体の10%程なのだ。

100人いれば90人は違う理由で辞めている。
例えば給与。例えば人間関係。

そんなものだ。

好きな仕事をやれているかどうかを気にしているのは、10%程で他の人間はもう違う観点で仕事を見ている。

好きなことが野球であれば、そこそこお金が稼げて、会社に野球部があり休日に草野球が出来る会社に行こう。

好きなことがサーフィンであれば、稼げなくてもいいから、波の良い日は早朝から時間をづらして出勤し波に乗れるような、ラフな会社に行こう。

例えればキリがないのは確かだが、『好きなことが会社で出来ていない!』と嘆く人は本当に自分が好きなことは何なのか、今一度考えてみる事をお勧めする。

好きなことは趣味でやるからだったり、たまにやるから良いもののように感じてしまう。

毎日、しかも結果を求められて好きなことを嫌いになってしまうのは、大変もったいない行為だ。

だから、続けられる自分に合った仕事を探そう。
それは好きなことや得意なことではないのかもしれない。

最後に

私は以前、某リク〇ートの社員の方と就活や転職について話す機会があった。
その時に結構詰められた。
自分がしたいこと、成し遂げたいことに一直線に迎えているか。
どうして回り道してしまったのか。
そのことで得られた経験は何か。
などなど。二十歳そこそこの人物には荷が重かったが、何とか答えていた。

その時に某リク〇ートの方もおっしゃっていたが、好きなことを仕事にするとは、この仕事を自分がどうして好きなのか、その好きなことで何を成し遂げたいのか、それを毎日自問自答していく作業が必要になる。

「好きなことを仕事にして、自分のことを嫌いになる人が多いのはそうゆう理由からなんだよ。」

確かに、その通りかもしれない。
だったら、自分がしたいことではなく、自分が続けられる仕事を満足にこなすという努力を続けることで自分を好きになるという選択肢を持つことも長い人生では必要なのかもしれないと感じた。

だからこそ、悪いことは言わないから『好きなこと』を仕事にするな!って話。

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