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いよいよ受診〜(左手)ドケルバン病からのまさかの(右手)バネ指発症(4)


これまでの経過はこちらを見ていただけると幸いです

今診ているのほ
あくまでも
「左手」の手術後の
経過の受診なので
「右手」になにか症状があったとしても
それは「別物」だから
「別日」に予約して…と言われ
心が折れた…私
自分の体を
まるで縦に二つに引き裂かれたようにまで
感じる私は
過敏すぎるのかな?
…と自分を省みたりした

けれども
悪化する右手

悩んでいる間に
「左手」の受診日が近づく

出来れば
やっぱり
両方いっしょに診てほしい

「手術した左手はどうかな?」
「経過はいいね」
「えっ?今度は右手が痛いの?」
「どれどれ…右手を見せてみて」
「きついけどまた治療をしようね」
「きっとよくなりますよ]

・・・なんてやり取りを
イメージして
自分の気持ちを
前に向ける
3歩進んで2歩下がる…感じ

私が考えたことは
「別日]を受け入れること

その作戦???は…

「ダメ元作戦]

受診日の前日
今の右手の症状の経過を
事細かく
A4一枚にレポートのように
まとめて
病院の窓口へ
まずは受付のお姉さんに
主治医の担当課の看護師さんに
このレポートを渡してほしいと伝えた
全くもって
お忙しい中
こんな非常識をしている患者で
迷惑だと思われたに違いない
でも
私には
悲壮感漂う…オーラが出ていたのかもしれない

忙しい中
話を聞いてくれた受付のお姉さんは
「わかりました」と言って
無事に担当課の看護師さんに渡してくださった
それだけでも感謝
だったのに…
なんと
看護師さんが
私の話を聞いてくださるとのこと

その看護師さんは
今までの
左手の不調から手術にいたり
その後の経過まで
すべて知っていた方で
「今日の仕事」でいっぱいです…という気配を見せながらも
「明日の仕事」について耳を傾けてくれた

私のレポートを持ちながら
「明日の受診ですよね」
「受診前に必ず先生に伝えますね」
「わざわざ前日に時間をかけて
伝えに来てくださって
ありがとうございます]
「大変でしたね」
…と言ってくださった
またまた感謝
涙が出そうな患者が
ここに一人

ここまでは
「ダメ元作戦」は
うまくいったような気がする

そして
次の日…

いつもの少し長い待ち時間を経て
名前をよばれた私は
そっと診察室のドアを開けた

(続きます)




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