楽しいお節料理・正月料理
明けましておめでとうございます。
正月明け早々、うすうす気づいていたことを再認識して、ちょっぴり残念というか、さみしい気持ちになってしまいました。それは…
お節料理を好きな人が、あまりにも少ない
ということ。
お節料理は味が濃く、甘いものが多いです。さっぱり味が好みのかたが受け付けなくなるのもわかります。
わたしも、洋風中華風のおつまみ的料理がないと、食べ続けられないかもしれません。
そして、お節料理や正月料理を作るのが好きな人はもっと少ないようです。
師走の慌ただしいなか、作る時間を捻出するのは大変です。
年末に頑張った分だけ、日持ちのするお料理があると、お正月の3〜5日間は、食事の準備や後片付けがラクになるのですが、どちらを優先するかですかね。(来客があれば話は別です)
お節料理好きを増やしたいっ
手作りには市販品にはない良さがあります。
甘さや濃さを控えめにするなど、味付けを自分好みにできます。
お節好きでいる秘訣は、苦手なものは作らないこと。
お節料理を好きなんだか、嫌いなんだかわからないことを言ってますね。ちなみにわたしは、伊達巻と海老の旨煮は作りません(笑)
新年は晴れやかに迎えたいものです。家族や親しい人とのお正月には、お雑煮の他に、一品でも手作り料理があるとほっこりします。また家族それぞれが得意なものを作ったら、盛り上がりそうですね。
手作り正月料理、まずは一品から始めてみませんか?
お節料理・正月料理を一品だけ作るなら
一番のポイントは自分好みのレシピを見つけること。
上手にできなかったら、原因の八割はレシピのせいにしちゃいましょう(笑)
黒豆
まずは軽く温めた調味液を作り、そこに黒豆を入れて一晩おき、翌朝から煮ます。泡立てた石鹸のようなきめ細かなアクを取るのが一番の見せ場です。あとは弱火で煮るだけ。キッチンを離れる時は火を切りましょう。冷めてしまっても、再び加熱すれば、そのうち柔らかくなります。
紅白なます
甘酢をゆず風味にして、柚子釜に盛り付けると、和のお正月らしくなります。
田作り(ごまめ)
オーブンでごまめをカリッとさせるのに一時間くらいかかりますが、ほったらかしなので大変ではありません。あめ状になったタレにごまめを絡めるタイミングが、唯一気を遣うところでしょうか。カリッとしたごまめは、食感が楽しく爽快です。
栗きんとん
手間はかかりますが、甘さを自分好みにできるので、美味しくできた時の喜びは大きいです。わたしは、砂糖を、皮を剥いたさつまいもの重さ30%を超えない量で作っています。
ホタテの昆布〆
ふるさと納税のホタテは、使う個数だけ解凍できて、使いやすくてよかったです。
解凍後のホタテを一晩昆布で挟み、盛り付け時に柚子をあしらうと、雰囲気が出ます。
塩か醤油をつけて食べます。
和牛たたきのにんにく風味タレ漬け
別名ローストビーフ。
お節料理には使わない、にんにくの風味があると箸が進むようです。焼いてから、にんにく入りのタレに漬け込み、1〜2晩冷蔵庫で寝かせます。ベビーリーフや貝割れ菜を添えれば、お正月に不足しがちな生野菜が摂れます。好みで漬けダレをかけて、わさびを添えても美味しいです。
中華くらげ
さっぱりとした箸休めになります。塩味と醤油味どちらもいいですね。双方ともごま油の風味がよいのか、目先が変わって手が伸びます。
ただ、湯通しの時の温度が高いとすごく縮むので、温度計が必要です。
わたしは温度計があっても、何度か失敗しました。。。下処理の方法がレシピによって違うので、いろいろ試すのも良いかと思います。
スモークサーモンのクリームチーズ巻き
お子さまでも作りやすく、食べやすいものです。貝割れ菜と一緒に食べると、野菜補給にもなります。
さいごに
一品でも納得のいくものができると、料理が楽しくなり、翌年からはもっともっとと作りたくなります。
食べたときのほっこり温かい気持ちが、作る面倒を上回れば、翌年も作れます。
そして、その面倒な作業の中にも、いつのまにか楽しさを見つける時が来るはず。
お正月も、鍋やホットプレートなどで作る温かい宴会料理が盛り上がるのは百も承知です。
そんななか、お節料理も大切にしたいと思うのは、どうも子供時代の体験からのような気がしてきました。
みんなが笑顔でお正月を迎えられますように。