はじめまして。絵本「しろいじてんしゃ」です🚲🌈
こんにちは。しろいじてんしゃチームです。
わたしたちは “多様性 × 多言語” をテーマにした絵本『しろいじてんしゃ』を制作しています。
1〜6歳のお子さんが多様な世界を知ることにより、
個人の可能性を広げるきっかけとなる絵本を届けられたら…
という想いから、わたしたちはこの1年間いちから手作りで絵本を作ってきました。
このnoteでは、絵本制作の背景にある想いや工程について綴っていきます。『しろいじてんしゃ』のことをより深く知って頂けたら嬉しいです。
絵本をつくることを決めたきっかけ。
-この3人がチームになるまで。🌈-
「子どもたちに届けたい絵本を自分たちで作ってみよう」と思い立ち、
今年のクリスマスに「贈り物」として届けることにしました。
ちょうど1年前の2020年末頃…
私にとっては社会人になって数年が経とうというタイミングで、
周囲の友人や先輩方のご家庭に、少しずつ赤ちゃんの産声が聞こえるようになってきました。
そんなとき、大学時代に幼児教育を専攻していた私がよく尋ねられたのがこんな質問でした。
「子供にとっていい絵本知ってる?」
音楽や映像で思い当たるものはいくつかありましたが、
自信を持ってすすめられる「良い絵本」を思いつくことのできなかった私は、
「子どもたちに届けたい絵本を自分たちで作ってみよう」
と思い立ち、1年後の(今年の)クリスマスに「贈り物」として子どもたちに届けることを決めました。
私たちが届けたい想い。
-"Diversity"をなぜテーマにしたのか。-
「色んな世界や多様な価値観」を知ることで
「個人の可能性を広げる」その"きっかけ"を作りたい。
子どもたちひとり一人がどんなものに夢中になるかは予想がつきません。
将来夢中になるかもしれないことに触れる機会を作ってあげることや
少し興味を持ったことについて深める手助けをしてあげることが大切です。
だからこそ、この世界に生まれてきた子どもたちが、
自分の夢を一番に叶えられる環境を、可能性を狭めることなく世界中から見つけ出して欲しい。
そんなきっかけを作りたいという想いが、今回の絵本を紡いできた私たちの原点にあります。
“絵本”に託した想い。
自分とは異なる価値観やパーソナリティとの出会いの大切さを
実感するきっかけを「絵本」は与えられはず。
皆さんは小さい頃どんな絵本を読んでいましたか?
昔お気に入りだった絵本を大人になって改めて読んでみると、
当時気づかなかったことに驚いたり、新鮮な感覚を覚えることがあります。
けれど、読んでくれる声のトーンやその時感じた気持ちはなかなか忘れることができません。
私たちが何よりも大事にしたいなと思っているのは、こうした”手触り”です。
読んでもらったときにこそ感じられる、忘れがたい感触がそこにはあると考えています。
目の前で一生懸命耳を傾けているこどもと一緒に、
読み手の皆さんの経験した出来事や想いを添えて読み聞かせてあげることは、
将来何らかの形で大切な思い出となり、何かのきっかけを子供たちに与えてくれるかもしれません。
それこそが絵本のパワーだと私たちは感じています。
絵本「しろいじてんしゃ」のあらすじ
テーマは「Search for “YOUR COLOR”」
世界中にはさまざまな人・文化・価値観が存在しています。
自分とは異なるものとのたくさんの出会いを通じて、自転車が色づき、ときには変化していくお話を作りました。
自分の特色や興味が他者との出会いによって形作られていく可能性について感覚的に理解してもらえたらと思います。
絵本の舞台は
「世界中を旅したおじいさんが開く"まっしろ"なじてんしゃやさん」🚲🌍
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ある街に、世界中を旅したおじいさんが営んでいる自転車屋さんがあります。
そこでは、お客さんに合わせた「世界に一つだけの」ピッタリな自転車を毎日作っています。
おじいさんが作る自転車はいつも真っ白。
けれど、お客さんが自転車に触れると、ぽわん!と自分だけの色に色づくのです。
自転車屋さんには国籍や言語、様々なパーソナリティを持ったお客さんが訪れるので、
おじいさんはいろいろな言語で挨拶をし、多様なオーダーに応えます。
いつも横でその様子を見ているのが、主人公のこっちゃん。おじいさんの孫です。
こっちゃんはおじいさんのお手伝いをしながら、
今日もお客さんに色の変わる素敵な自転車を届けています。
ガラガラ、開店の時間。
さて、今日はどんなお客さんが来てくれるかな?
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100人100通りの「しろいじてんしゃ」があるのでは?
「しろいじてんしゃ」も、多種多様。
どんな問いが生まれるか、その問いかけをどんな風に受け答えをするのか、きっと100人いたら100通りの解釈/ストーリーが生まれると思っています。
夏にプレイベントで紙芝居ワークショップを実施した際に、チームメンバーで交代で絵本を読んだとき、大きな気づきがありました。
それは、
「全く同じ話なのに、読む人によって全く違うお話になる」ことです。
子供への話し方、抑揚の付け方、言葉を変えて脚色してみたり、その瞬間に生まれる子どもたちの問いかけなどによって、同じ絵本でもそれぞれの家族によって全く異なるお話となるのです。
だからこそ、この「しろいじてんしゃ」も、多種多様。
その時どんな問いが生まれるか、その問いかけをどんな風に受け答えをするのか、きっと100人いたら100通りの解釈・ストーリーが生まれると思っています。
そうして、「いろんな価値観」を知ることで「個人の可能性を広げる」"きっかけ"になる瞬間なのではと感じています。
これからたくさんの方にこの絵本を届けたい。
リリースした際には、全国のお子さんに少しでも読み聞かせや絵本をプレゼントして、
100人を200人に、1万人に、1億人に、世界中に広げて、
100通り、200通り、1万通り、1億通り、それ以上のお話しをみんなで共有して、
そんな考えもあるんだ!こんな人もいるんだね!という共創の輪を広げて行けたらと思っています。
最後のページを閉じた後、是非自分の経験した物語について話をしてあげてください。
「わたしも以前こんな人と出会ったんだ」
「わたしにとっての『世界に一つだけの自転車』はこんなものだったよ」と。
「しろいじてんしゃ」が皆さんのもとに届いたとき、
この絵本がこれから、どんなストーリーや思い出、出会いを作り出してくれるのか、今からとても楽しみです。
「多様性×多言語」に触れる絵本『しろいじてんしゃ』をより多くの人に届けたい
沢山のメッセージと、伝えたい想いを、
ひとつひとつの言葉、絵にぎゅっとまとめた32ページです。
子供たち、ご両親、これから育児をしていく方、
みなさんにとって、未知の世界や多様な価値観を知るきっかけになるような絵本をお届けできたらと思います。
しろいじてんしゃが色づいていくように、
小さな芽が、さまざまに彩られた花を咲かせることを願って…
心を込めて紡いだ絵本『しろいじてんしゃ』を、
ご家族、姪っ子・甥っ子ちゃん、大切な周りの方のお子様、自分に向けて、是非手にとっていただけたら嬉しいです。
クラウドファンディング終了まで残り5日間。
応援、ご支援、どうぞよろしくお願いいたします!
◉ クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/view/491711
◉ Instagram
@shiroi_jitensha
『しろいじてんしゃ』制作チーム
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