40代男性ゲイ、雑記帳をはじめる
みなさん、こんばんわ。
城ヒロシ と申します。
40代、ゲイ男性です。
東京在住ですが、新宿二丁目に飲みに行くことはゼロに等しく
大都会の片隅でひっそりと中年ライフを楽しんでいます。
このくらいの年齢になれば、いろんなことを上手くやり過ごせるかと思っていましたが、いまでも些細なことに落ち込んでみたり、自己嫌悪に陥ってしまったりすることもよくあります。
金銭的に余裕が出てきたり、自分のことを把握したりしていくうちに、楽しい時間を創ることも少しずつ上手くなってきましたが、ふとしたことがきっかけになって気分がダウナーに引っ張られるんですよね。
そんなとき、心の中に浮かぶのは、
「いい年して、みっともない」
「男らしくないな、ゲイだからしょうがないか」
みたいな、自分を受け入れられずに否定してしまう言葉ばかり。
頭では「こんなやつがいてもいいじゃないか!ビバ多様性!」
みたいなことを考えつつも、
心のどこかで自分を肯定できないし、
そういう弱さをあまり他人に見せられないでいたりします。
その原因って、いままで自分自身にきちんと向き合ってこなかったからじゃないのかなって思うんですよね。
日々、感じたことを包み隠さず、
素直にだれかと共有したい。
そして、同じように感じている人たちへ
大丈夫だと伝えたい。
そんな気持ちで「note」で雑記帳を始めることにしました。
音楽や映画などのエンタメが大好きなので、
作品のレビューもしていきたいと思っています。
本もまあまあ読むので、
おじさんに効く本があれば紹介したいですね。
あとは、日々の何気ない出来事、感じたことを綴りたいと思っています。
というわけで自己紹介がてら、最近あった出来事をひとつご紹介します。
実は私、40代前半にして転職しました。
新しい職場は、以前と比べてスマートな人が多い印象。
転職直後は、はやく知識をつけて、経験を積まないと「できない人」だとばれてしまうのではと緊張しながら業務に励んでいました。
入社してしばらく経って、飲み会の席を設けていただきました。そこで、普段は理知的な話し方をされている20代男性の方が、縦にした手のひらを口元に寄せながら、わたしに向かってこう言ってきたのです。
「城さんって、コッチじゃないですよね?」
私はよく、物腰が柔らかいとは言われますが、このようにストレートに言われたのは10数年ぶりのことでした。入社前はゲイであることを公表してもいいかなーとも考えていたのですが、突然聴かれると長年の経験から条件反射的に「いやー、ちがいますよー」と答えてしまいました。
ゲイにとってはよくある出来事で、40代なら、もうそんなこと気にせず受け流せばいいはずなのに、いろんな意味でひっかかってしまいました。
まず、「まだこんなこと普通に聞いてくるんだ」という驚き。
新しい職場で心機一転やっていこうと意気込んでいたところ、出鼻をくじかれたような気持ちになりました。
次に、「俺、まだこんなことで動揺しちゃうんだ」という驚き。
そして「スマートそうな人でも、価値観ってアップデートされていないのね」という発見?でした。
しばらく、これらのことが頭の中をぐるぐる回ってしまいましたね。
ぐるぐるしていることにちょっとへこんだりもしました。
お察しの通り、私はだいぶ面倒くさい思考回路の持ち主なのです。
でも、面倒くさくてもいいじゃないか、と頭ではわかっています。
この感じを誰かと共有したい。
このままでもなんとかやっていけることを、悩んでいる人に伝えたい。
そんな気持ちで、これから更新していけたらと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。
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