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ヨーロッパの早すぎる夏の始まり

間も無く夏至、星の配置は夏ですねー。
日本はまだ梅雨の真っ只中ですが
ヨーロッパでは今年最初のヒートウェーブ(熱波)が
間も無く終焉しようとしています。

スペインでは6月9日に
今年最初のヒートウェーブに対する注意が出されました。

この後、スペインでは40度を越える地点が続出。
アフリカから暖かな空気は風に乗り
フランス、ドイツ、スイス、ポーランド、リトアニアなどと
広範囲に渡りました。

フランスでは16日に40度以上の地点が出て
40度を越える最も早い国内記録が出ています。
(コルシカ島を除く)

過去に43回あったヒートウェーブの多くが近年に発生、
1989年以前には9回しかなかったそうで
過去30年は3倍のペースで熱波がきているとの事。

19日のドイツでは
1888年からの観測史上最高の39.2度を記録。
フェーン現象も加わってより気温が上がったようです。

西から上空の寒気が入り始めて峠は越えてきたようですが
まだ火災の起こりやすい状態の所も多く影響が残っています。

もうひとつ、今年は地中海の海水温の高い事が心配されています。

Credit: European Union, Copernicus Sentinel-9 imagery

19日、スペイン、フランス、イタリア沖の海水温は平均より5度も高い!
今後も何やら影響が残りそうです。

カバー写真は
2019年ヨーロッパの熱波の際にスペインで撮影したもの。
暑かった・・・。
この時一番厳しかったのはガラス張りのパリの空港です。
サボテンになった気分でした。

シャルル・ド・ゴール国際空港

夏休みにヨーロッパ旅行をお考えの方は
暑さ対策を考慮して下さいね。

スペインの強い日差し。まるで絵画のような風景に。
スペインの夕陽


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