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老舗映画館「大黒座」さんへ

週末限定の牧場バイトは、

朝夕一時間半ずつ。

短時間の仕事です。


あいだの時間を

自由に使えるので、

本職のある人には

都合がいいのです。


この、あいだ時間を

日頃はのんびり過ごすのですが、

昨日は思い立って、

車で二時間半かけて、

浦河町という街にある

大黒座という老舗映画館へ

はじめて行ってきました。


行って、、、


映画を観て、、、



帰る、、、。



それしか時間がなかったので、



彼はカツ丼を、

私はキクイモと人参とキャベツのクミン炒めを

それぞれつくり、


弁当箱に詰めて、持っていきました。



お弁当ライフに、はまり中です。


海や雪景色など、

お気に入りの風景をみつけ、

車を停め、

お弁当を楽しむ。


なんとも贅沢な

移動レストラン♡



浦河というところは、

サラブレッドの聖地です。

道すがら、

雪原にたたずむ美しい馬たちを

たくさん見かけました。


浦河訪問の

もうひとつの楽しみです。



映画館は、

港のすぐそばにありました。


向かいの店には、

海鮮丼ののぼりが。


うん、次回は必ずこれも食べようと、

ふたりで心に決めました。



映画館裏手にある

クリーニング屋さんと兼用の

三台ほどの駐車場にパーキングし、

いざ大黒座さんへ。

大正7年に開館したこの映画館は、

道内最古だそうです。



入口を入ると、

娘さんらしい女性がひとり。


ロビーには、

本や自主制作らしいCDなど、

あまり見たことがないようなものがずらり。

掲示板などにも目を通します。

有名人のサイン色紙なんかもあったり。


狭いロビーにぎゅ〜っと文化が凝縮していて、

なんとも居心地の良い雰囲気です。

あぁ、長居したい、、、。


観た映画については

次に書くとして、

開演10分前くらいに室内に入ってみると、

席は、100席あるかないか程度。

座席は木製。

こじんまりと、かわいらしい空間です。


後ろを振り向くと、

上方に、映写室がガラス越しに見え、

名作『ニュー・シネマ・パラダイス』を

思い出しますね〜、やっぱり。


うれしいことに、

完全なる貸切でした。

人生で初めてかも!


映画を観終わると、

オーナーさんらしき男性が、

「あの〜。

本当に〇〇でよかったのでしょうか」

と控えめに声をかけてくださいました。

「帯広ナンバーのようなので」


そうお声をかけていただき、

ちょっとのおしゃべりを。


お人柄がじんわり伝わってきました。


〇〇は、観た映画のタイトルです。


50歳以上のペアチケットで

はるばる二時間半かけて

観にくる映画では

なかったのでしょうね。

(私もそう思います、、、)



こういう会話も

心地良いものですね。


ミニシアターって、

インディーズものも多く、

個性や意識、熱い想いが

ハコ全体に詰まっていて、


私にとっては

未知なる世界との出逢いの聖地。


東京のころから

大好きでした。


自分の町にもほしいですね〜、

こんな素敵な映画館。



こちらの大黒座さん。

寄付も募っているようです。


一万人規模の港町に、

こんな素晴らしい映画館が

長く続いていることに感動します。

私たちは幸い、

行って、映画を観て、

がぜん応援できます!


ミニシアターを愛する方は、

よろしければ、以下サイトを覗いてみてください。

本当は来られると一番いいのですけれどね。

★大黒座ホームページ


では明日は、

観た映画について

書きたいと思います。


今日も愛と祈りと感謝をこめて♡





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