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30代は30代の景色の楽しみ方がある

中学生のとき。
「はやく30代にならないだろうか」と願ってやまなかった。

30代になれば社会人にも慣れ、お金もそこそこ収入があり、自由に生きていける時だろう。

そんな理由からずっと心から願っていた。
それに将来に対する夢や希望を見いだせずにいたからということもある。

だいたい中学生や高校生でそんな夢が見つかる方が稀だろう。

ひとまず手に職をつけられるような何かを身につけることに力を入れていったらいいさ。それが好きなことであればなおさら。
自分の場合は、それがオンラインゲーム(PC)だった。

得たことや知識は、ネット用語やタイピングの速度。ブラインドタッチ。メッセージを送りながらの操作。ゲーム上のショートカットキーをいち早く出せるかどうか。

「こんなものが何の役に立つのだろうか」と当時は成績不振にも陥ったこともあり、自分が嫌になることもあったが、
今ではむしろそれでよかったと思う。
楽しかったし、のめり込んだからこそのブラインドタッチも身についた。
会議録の議事録を作成する時や書類作成でタイピング速度の速さのおかげで、楽々と仕上げていける。

時は経ち、20代。
「はやく30代にならないだろうか」と願っていた中学生時代を思い出すと同時に、そんな風に待っていたとして、いざなった時に「10代、20代に戻りたい」と思うことがあったとしたら。
そう考えていくと、その考え方はもったいないと思うようになり、今を生きることに目を向けるようになった。

30代には30代の景色があり、40代には40代の(以下、略

それぞれの年代ごとの楽しみ方がきっと、ある。
同じ景色でも、違って見えてくる。

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