056 あらざらむ【令和訳百人一首】
【原文】
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな
(和泉式部)
【個人的解釈】
私の人生も残りわずかでしょうから
あの世への思い出にもう一度
あなたに逢いたい。
【感想】
病気の作者が恋人に対して、最後の逢瀬を切望し詠まれた首。この相手については不明である。
病気系、余命系の感動ドラマとか映画、見る派ですか?私苦手でしてな…「大恋愛」だけは見ましたとも。
私馬鹿みたいに作品に感情移入しちゃうタイプで、わけ分からん場面で突然泣いたりしちゃうんですよ…。本当は感情ゼロで生きていきたいのに…。
自分が明日死ぬとして、私は誰に逢いたいんだろう。
誰にも会いたくないなあ…。
はい嘘ー!!!
大嘘。承認欲求の擬人化といっても過言ではない私が、一人で死にたいなんてありえないね。
なんなら私のことを大事に思ってくれてる人たちに囲まれて「死んじゃやだよ…」みたいに最高に気持ちいい状態でこの世とおさらば希望です。
【令和に言い換え】
君に逢うだけに生まれてきたのなら
焼き付けたい every moment in my heart
一秒でもいい、あと少し君のそばにいさせて。
さよならは言わないでおくよ。
(明日がくるなら/JUJU with JAY'ED)
【備忘録】
・もがな:だったらいいな
【自己評価】
★★☆☆☆
この曲、残される側の気持ちじゃなく、病気で亡くなる側の気持ちを歌っているんじゃないかなあと、ずっと昔から思っています。
余命一か月の花嫁、みたことないけど。
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