アラサー女がひとりプラネタリウムをしたら…
東京に意味なく早く着く新幹線を取ってしまった
地方在住者です。
夜に日比谷で後輩とごはんの予定が一件。
それまでは朝10時から単独どフリー。
清々しいほどの孤独!
…ということで、
1人でプラネタリウム行ってみた!
今回行った場所はコチラ
実は3回目の訪問です。
過去2回はお友達といっていたので1人は初めて。
どうしても見たい公演があったのです。
その名の通り、アラブ地方にある砂漠の星空やモスクの
景色を、アラビアンなアロマの香りと共に楽しむ、
という内容です。
星空リベンジの気持ちで
この公演開催を知った瞬間に、行きたい!と
思ったのにはわけがあります。
それはさかのぼること5年前…
大学の卒業旅行でモロッコへ行き、砂漠のキャンプで
一泊した時のこと。
一緒に行った友達が、
太陽も月も自分のもとへと呼び寄せるスーパー晴れ女
で、そこで見るはずだった星空が、光り輝く満月
(しかもその年最大の満月と観測)により、
全て見えなくなってしまったんです。
ガイドさんもこんなことは久しぶりと言っていたのを覚えてる笑
(そのおかげで深夜なのに月一つですごく遠くまで見渡せるほどに明るくて神秘的な世界を体験できたんですけどね!)
そんな私にとってこの公演はある種のリベンジ!
あの時見られなかった世界綺麗な映像で見るんだ!
という気持ちで行くことを決意しました。
観たかった景色がそこに
公演が始まるとドバイの夜景が紹介されます。
ブルジュハリファ、ドバイフレーム、、、
ああ、どれも行きたい。
そしていよいよスークの通りを抜けて場面は砂漠へ。
そこにはあの日見られなかった満点の星空が。
視界全てを埋め尽くす綺麗な星たちと、安らかな中にも
どこかピリっとした香辛料が混ざるアロマの香り。
そして森崎ウィン氏の優しい声のナビゲーション。
全てが完璧で気づいたら号泣。
実際に乗ったラクダ、キャンプ先で仲良くなった
ベルベルボーイ、砂の冷たさ・温かさ・細かさ、感触、
風景…
自分の持っている確かな記憶と、プラネタリウムで見た幻想の記憶がうまく補完し合い混ざり合い、私の中で新しいとても素敵な記憶が生まれました。
うまくこの感情を伝えられない語彙力がもどかしい。
続いては画面いっぱいにアラベスクが広がり、万華鏡の
ように次々変化していく美しい映像。
(ここで使われていた香り好きすぎて即購入しました)
アラベスクの模様は目を見張るものがありますよね。
見る度に不思議な気持ちになって大好きです。
サマルカンドぜってえ行くんだって決めてます。
お次はサンドアートを使ったアラビアンナイト(千夜一夜物語)の解説。
この話について無知な私にはとても勉強になりました。
あ、だから、シンドバットもアラジンもアリババの盗賊も"アラビアンナイト"に含まれるのね。
サンドアートはいつ見ても儚くて癒される…
映像はドバイ…ではなく
アブダビのシェイクザビードアラビアモスクへ。
色使いが豊かで金や銀を使わないモスクばかり見てきた
ので、ここは少し雰囲気が違って圧巻。
ヨーロピアンな色遣いだといつも思う。
そして最後は再び砂漠の星空へ。
アラビア版の星座解説やアラビア語が由来となった星の
名前の解説を聞きます。
てっきり星にまつわるエトセトラは全てヨーロッパ由来
と思っていたので、少し驚きました。
そして夜明けの砂漠をバックに公演も終了しました。
どこにいても見ている星は同じというロマン
ありきたりな感想かもしれませんが、これにつきますね
生きた時代も場所も文化も文明も人種も、
何もかも違う人々が見ている星は全く同じもの。
数年前出会ったベルベルボーイが見上げる夜空も、
去年行った夜景がきれいなウィーンオペラ座の上空も、
私が毎日生きている家の上にも、いつでも星はある。
今まで旅行してきた日本とはかけ離れた文化の異国
でも、星や月や太陽だけは同じ。
そしてそれは、たとえ月や雲に邪魔されて見えない
としても、毎夜輝いていることには変わらない。
そう思うと、あの時スーパームーンで見えなくても
星たちは確実にそこにいたんだな、
と感慨深くなりました。
そしてやっぱり思ってしまうんですよね。
自分の目で星を見たい!って。
またいつか、砂漠に行けるといいな。
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