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やりたいことが分からないという嘘
自分がやりたいことが分からないと悩んでいる人は少なくない。その人たちは本当にやりたいことが分からないのだろうか?私はその理由を次のように思う。
目次
⑴やりたいことを忘れてしまった
・本音とは
・本音ではない場合にとる行動
⑵要は逃げている
⑴やりたいことを “忘れて“ しまった
やりたいことを忘れてしまうのは、社会で生きていく時、忘れた方が何かと都合がよかったりするからだ。
外側の正解に惑わされて「どうしたらいいか?」ばかりを探してしまう。
子どもの頃から「空気を読む」「協調する」「一つしかない正解を探す」といったことを学校や受験を通して、大人に備えていく環境が日本では整っている。
社会に入ったら自分の主張をすると争いや批判が起こり、時には罵倒され傷ついたり自信をなくしたり。そうして丸くなっていくともいうが、それは処世術を身につけた代わりに自分の中の何かを失っているともいえるのではないか。
そうすることで身を守ってきたのだが、多くの場合、納得のいく答を導いてくれる問いは
「どうしたらいいか?」ではなく
「わたしはどうしたいの?」
である。
長らく外側にばかり答えを求めていた人は自分の本音とのコンタクトが途切れている。
その失った自分自身を取り戻していくわけだが、本当に自分の頭で考えていたら迷ったり悩んだりしない。
本音はいつも1つだからだ。
「自分の頭で考える」=本音とは
① 自分の本音に気づく
② それを許可する
③ 今おかれた環境で それをどのように表現したり 形にするのかを現実的に考える
この3つのステップのこと
これだと
選択肢はいつも1つ
仮に③で複数の選択肢が上がったとしても、一番現実的なものを選ぶはずだから。
これから目を逸らしてしまうと、どんどんやりたいことはわからなくなる。
だって本音に気づかなくなっていくから。
つまり、迷ったり悩んだりする時のほとんどは自分の本音ではなく
①常識や世間の価値観ルールに基づいて考えている
どこかで習ったことや、親や教師の意見を自分の意見と勘違いしてる人は少なくない。
自分の意図や自分なりの見解をはっきり持っている場合はそういうことをきちんと取捨選択できるはずなのだ。
②何かを恐れている
傷つきたくない
損をしたくない
恥をかきたくない
何かを失いたくない
そんな思いがいつも
「でも…」
「そうはいっても〇〇だしな」と、ささやきかけてくる。
それって、本当にやりたいことではないはず。
自分は何を恐れている?恐れを避けるあまり本音とつながることを避けているのも自分自身なのである。
他にも
自責、罪悪感、被害者意識、怒り、悲しみ
握りしめていたそれらに気がつき、その手を放してあげることが、自分の本音に気がつける一歩なのだ。
「こうしたい」ではなく「こうした方がいいかもしれない」とか「こうしなければならない」「こうすべき」という答えは本音ではない!まずはそれに気がつこう!!
⑵逃げている
「やりたいこと」というのは、本気であればあるほど、実は取り組むことがとても怖いもの。
それがうまくいかなかった場合、存在意義を否定されたかのような大ダメージを受けるから。
なので、本当はぼんやりとやりたいことがわかっている場合でも言い訳をして違うことをしたりする時がある。
「何かが違う…」 「モヤモヤする」
と感じ始めたら、既にあなたはかなり、本物の近くにいるということ。
人には、あえて見ないようにしている本音とか 自分でも気がついていない心の声がある。それが実は近くにあったりする。
では、どうしたら気がつけるのか?
決断することだ。怖いけど。
私にも経験があるからその怖さは本当によく分かる!決断をするのは自分だけど、するまでの経緯で人にサポートしてもらうこと、背中を押してもらうことはかなり有効な手段だと個人的には思っている。私もやりたいことがあったけどずーっと逃げてきた過去がある。それらをやってみよう!と決断できたのは周りが背中を押してくれたからだ。最も強く願う「やりたいこと」をやってみると、他の「私はどうしたい」の答えが聴こえるようになる。
ちなみに、周りに自分がしたいことを話すことさえ怖いという気持ちも経験済みだ。人に話せるようになるまでも時間がかかった。私の場合は、恥ずかしすぎて絶対に話したくない!という期間が長期に渡って続いた後、ある時に小さな成功体験が2、3回続いたことで、徐々に言ってみようかなあと思えるようになった。なので、何かしらの小さな成功体験をしてみるというのもいいかもしれない。
留まり続けることの方が、本当は変化することよりしんどいということに、
そろそろ多くの人が気付き始めている。
新しい一歩を、あなたの決断とあなたのタイミングで踏み出せますように。
自分の世界を広げるために学ぶのはすごく楽しい。
その一方で、今の自分と向き合わないため、やりたいことを直視しないための 逃げの学びは苦しくなる。
なので、「わたしはこうしたい!」を育てるって大切なことだと改めて思う。
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