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悩みは姿かたちを変えてついてくる

悩みが尽きることはないのだろうか。子供のころから悩み事がなかったためしがない。

常に何かに怯えている。そんな子供だった。

それを周囲に悟られたくなくて、必死に強い自分を取り繕っていた。


成長するにつれて、悩みの内容が変わっていったけれど、何かに悩んでいる状態は抜け出せていない。

何かが解決したと思ったら、また新しい何かがやってくる。


例えば就職。

「どの会社がいいかな」
「何が自分に向いているかな」
「何を基準に選ぼう」
「どの職種がいいだろう」

「この会社は自分に向いているのだろうか」
「なにが不満なんだろう」
「楽しくないな」
「でも、この先どうしたらいいかわからない」
「続けた方がいい?辞めたほうがいい?」

就職が決まっても、また新たに悩みが生まれる。この先もこんな風に、悩みは姿かたちを変えて、私についてくる。

心情や物事は決着がつく方が稀で
完全で最終的な決着がつくことを奇跡という
それは自力で引き寄せることはできない
ある日突然訪れる
歪んで見逃さないように
悲しむのも忘れるのも自然でいなさい

市川春子さんの『宝石の国』より

特に人が関わる悩みは解決しないだろう。生きているうえで、人ととの繋がりは切り離せない。だからこそ、悩むし幸せも感じられる。

ときにはひとりになりたいときもあるだろう。悲しくて眠れない日もあるだろう。
でも、そんな日があるからこそ、私は私らしく生きられる。


私にしかない悩み。私だけが感じる迷い。それらと共に進んでいく。

これからも悩みが尽きることも解決することもないのだろう。だからこそ、今まであった悩みがどのように変化したのかに注目する。


いつか悩んでいたことすら忘れてしまうかもしれない。悲しみや絶望、くるしみが突然消えてなくなってしまうかもしれない。負の気持ち自体は嫌だけど、自分の中にいたものが無くなるのも少し怖い。

だからこそ、その時の自分の気持ちを書き残しておきたい。そのためにnoteを活用したい。

悩んでいる自分は、成長しようとしているともいえる。そんな自分を丸ごと愛したい。

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