自信のある人と一緒に居ることで変われた話

自信のある人の言う言葉は、それがたとえ理に適っていなくても圧倒されてしまって、わけもわからないまま納得し拍手してしまう事がある。

もともと私は自覚のない自信のない人で、自覚はないけれど振る舞いにはそれが滲む。だから周囲に流されやすかったり、発言ができない事で「なにも考えていない人」と認知されてしまったりしていた。

そうやって決めつけてくる人は大概が「堂々としている人」で、ここではそういった人を=自信のある人と定義して書く。

自信のある人は生活しやすそうに見えるから、自信のない人は自信のある人に憧れる。

また、自信のない人は自信のある人と比較されやすかったり、自信のなさから中々発言できなかったりして何も考えがないのだと勘違いをされた挙げ句に勝手に印象を低くされてしまっていたりするから、自信のある人を疎んだりもする。

私もその一人で、堂々と人を決めつけたり、自分の意見を微塵も疑わずになにかを批判したりする人が苦手だったが、なんせ自信がないという自覚がないので、なぜそういった自信家の人達を苦手意識しているのか自分ではわからないでいた。

自分が自分で思っていた以上に自信(自己肯定感)がないのだと気がついたのは最近で、最初のきっかけは忘れてしまった。

いま、身近に「自信があるように見える人」がいる。その人と過ごす時間の中で、自信がある人と過ごす事で得られるメリットを発見したのでこの記事を書こうと思った。

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自信のある人と居て変われた話


自信のある人と言っても、ほんとうに様々な人がいて、そのなかには人を決めつける人がいたり自信なさげに振る舞う人を見下したりする人もいるけれど、他人に対して寛容だったり、自信があるからこそ人を奮い立たせるのが上手だったり、元々はとても自信がなかった人もいる。

私の身近にいる「自信のある人(そのように見える人)」は、どういったタイプの自信のある人かという事を書けたら想像しやすいかと思うのだけれど、あまり人を決めつけたり、憶測でこういうタイプと言ってしまったりするのは好きではないので、書かないでおく。

私が、その人と居ることで変われたのは、こんな所。

①見た目

見た目の事でなにか注文をつけられたりすると、自分が結構気にするので、人には言わないようにしているけれど、自己肯定感がしっかりとある人は必要以上に気にしないものだから、その人達の中ではその注文をする事もされる事も「相手を傷つけるもの」ではない。

その人がはっきりと「こういう服装似合うよ」「こういう髪型似合うよ」と言ってくれたのに従ってみたら、周囲の評判がとても良かった。

②ラーメン屋さんに抵抗がなくなった

ラーメン屋さんには元々すごく興味があったのだけれど、自分の事を太っている(またぽっちゃりしている)と思っており、デブがラーメン屋さんなんて行ったら笑われる、と思い込んでいたのでずっと気になるばかりで行った事がなかったのだけれど、

その人がラーメン好きで私をよくラーメン屋さんに連れて行ってくれた。その中で自然と慣れた。

また、その人は食欲に従順で、アイスが食べたかったら1日に2度でもアイスを食べるし、昼食時でもおやつ時でなくてもコンビニのフライが食べたければ食べる。そういった食欲に素直な姿をそばで見るうち、それを自分がすることの不安より、その素直な姿勢に憧れが湧くようになった。

③自分の意見を素直に言えるようになってきた

そのパターンも様々だけれど、例えばその人となにか一つの話題を共有して、その人と意見が割れた時。以前のわたしなら、相手に合わせた意見をして自分の言葉を曖昧にしていただろうけれど、その人といる中で自分の意見を発したからって相手に嫌われたりするわけではないのだと感じられるようになった。

また、例えば知らない人にいちゃもんをつけられた時。そんなにあるわけではないけれど、そういった時、その人だったら公衆の面前上かるくあしらう程度に謝ったりするが、その後ではっきりとその相手の事を「ありえない」と一蹴する。私だったら相手を「自制心のない人」と思う以前に、そういう人にいちゃもんをつけられるのは自分に自信がないのが雰囲気に出ているからだと思って、自分を責めてしまう。だけれどその人といる中で、自分のなかに残った嫌な気分を相手を非難する事で解消するという方法もあるのだと学んだ。愚痴は必ずしも悪いものではないのだ、と。

④断り上手になってきた

③に通ずるものがあるけれど、断る事に罪悪感を覚えなくなってきた。その人と一緒に居る時、その人はなにかの誘いや頼み事をされた時、「面倒くさい」という理由でも断る。その姿を見ていて、自分勝手だとか無責任だとかはちっとも思わない。それで私自身も断る事への罪悪感が薄くなってきた。

また、はっきりと嫌な事を「嫌」と言えるようになってきた。

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と、これらの事が、私が自信のある人と一緒に居ることで変わった事。

これまでには自信のある人と居て、余計に自信をなくしてしまう事が多かったけれど、一緒に居ても、自分を誰かと比較したりしないでくれる自信のある人と一緒に居る事で、自分も生きやすくなってきた。

きっとその人が私に「変わりなよ」と人間性(性格)の部分でなにかを指摘してくる事がなく、その点で素の私を受け入れてくれていたという事が要因としては大きいんだと思う。

なりたい姿を見せてくれる人が身近にいるって貴重。

付き合う人って大事だなと改めて思いました。

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