2022年12月の投稿です
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予備校の冬季講習テキストに使う問題の選定をしていた際に見つけた一節です。ある大学の過去問に使われていました。
自分自身、「〇〇とか受ける意味なくない?」といった恥ずかしい言動を繰り返していたのでものすごく耳が痛くなりました。
世界とも向き合い方を説明する際によく用いられる表現に、「ものさし」「レンズ」「眼鏡」などがあります。「色眼鏡を外す」「事象に応じてレンズの倍率を変える」「複数の物差しを手元に蓄える」。「自己決定」は悪ではないし、それすらできなければまともに生活もできないでしょう。ただ、自分の価値観に絶対の信頼を置くことは危険だと改めて感じました。
このプラットフォームでも色々な立場から色々な考えが発信されています。私たちでは計り知れないような問題に足を踏み込むことも少なくありません。
何も顧みずにコメントする事に対し、他人が口出しする権利は毛頭ありません。しかし、自分にとって納得のゆかない考えに触れた時、無価値に思えるものを見かけた時、わたしたちはもう少し寛容になる必要があるのではないでしょうか。あまりにも他に不寛容な態度を貫き続けると、後々債務となって私たち自身の首を締める羽目になるのではないでしょうか。
ひとまず、この本を読み始めました。この一節だけ読んでも「有用」で「価値がある」かは判断できませんから。
コメント抜粋