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こよみ薬膳 -sole-

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からだとこころを季節のリズムに乗せてかろやかに。 東洋医学の主流、中国伝統医学と薬膳の知恵を元に ゆるやかに調子を上げていくメッセージを 二十四節気に合わせてお届けします。
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2018年3月の記事一覧

春分のお食事『ミモザのサラダちらし寿司』

春分のお食事『ミモザのサラダちらし寿司』



『ミモザのサラダちらし寿司』
ポイントは「自然な甘みを取り入れて」
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年度の変わり目は公私ともに変化が起こりやすい時。なかなか思ったように進まない、うまく対応できないなど、焦りや不安、考えすぎはいずれおなかの不調につながります。
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おなかの味方になるのはごはんのようなやさしい甘みのある食材。今回のメニューは気分転換しながらおなかに力をつけるサラダちらし寿司です。
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すし酢の代わりに使った

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こよみ薬膳 #春分 3/21〜4/4頃

こよみ薬膳 #春分 3/21〜4/4頃



昼と夜の長さが等しくなる春分。彼岸と此岸が通じてご先祖様が帰ってくるお彼岸の中日です。
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春の季語に「山笑う」という言葉があります。山の草木の若芽が一斉に萌え出ずる、その生命力に満ちた明るい様を表した言葉だとか。肥料いらずで植物が生い茂り、一か月間雨が降らなくても枯れない山、その秘密は栄養たっぷりで水はけが良い土なのだそうです。
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生命力あふれる山の土と同じく、胃腸の元気を保つ一つのポイン

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こよみ薬膳 #啓蟄 3/6〜20頃

こよみ薬膳 #啓蟄 3/6〜20頃



春の陽気に誘われて、冬ごもりしていたあらゆる生き物がうんとのびをしてうごめきはじめる頃。大きな動きが生まれやすい時です。

春、一番よくはたらき、また負担がかかるのが肝(かん)です。その役割はエネルギーをからだ中にめぐらせ、臓器・器官の栄養となる血を必要なところに届けること。エネルギーも栄養も隅々まで滞りなくめぐることでこころもからだも元気に動きます。言いかえると、自律神経や新陳代謝と大き

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