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実家で久しぶりに

この間帰省した際に、久しぶりに実家で料理をしました。
いつも実家に帰るときは、母の手料理を絶対に食べてから帰る!という気持ちがあります(笑)

一人暮らしをしている今は、どちらかというと、時短と節約が優先的になりがちです。
だから土日に作り置きをして、それを一週間かけて消費していきます。
冷蔵庫の中身も、作り置きのものばかりで、使いかけの野菜はほぼありません。

母の作る料理一つ一つに、自分の舌が喜ぶというか、
「食を楽しむ」ということを再発見します。

この前の帰省は連休が続いていたこともあり、いつもの帰省よりも長く滞在していました。
それで滞在二日目のお昼の時間に、パートに行く前の母が
「お姉ちゃんがお昼用意してくれてもいいんだよ~?」と言うので
久しぶりに実家で作るかと思い、台所に立ちました。

天井窓から日の光が入る実家のキッチンは広さもあり、
ゆったりとした気持ちで料理ができます。

冷蔵庫の野菜室を開けてみると、野菜や調味料がぎっしり入っているので、その豊かさにも、つい「いいなあ」と思いました。

作ったのはそうめんを使った料理。
トマトとツナ、母が作ったナスの中華和えを使いました。私も好きなごま油をきかせて、夏らしいさっぱりとしたレシピです。

味付けもうまくいって、
母からも「美味しい!」と言ってもらえることができました。
簡単な料理でしたが、久しぶりに母に自分の料理を食べてもらえることができてよかったと思います。

自分のための料理もいいけれど、
誰かに食べてもらう料理もいい。
私はいつも母の料理を食べると「美味しい!!」と、「!」マークが二つ以上つくような、大きなリアクションをしてしまいます。
母は苦笑しながらも、「そんな風に言ってくれて嬉しいよ」と言います。

誰かに食べてもらって、「美味しい」と言ってもらえること。
それは自分以外の、食べてくれる人がいるから聞けるものです。
料理は手間だし、手間をかけた時間よりも早く食べ終わってしまいます。
けれど、その誰かの「美味しい」を聞けると、逆に何かもらった気になります。

そう思うと、やはり料理はいいものだと感じるのです。

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