やりたいからやる

「やりたいから、やる」を身につけるまで

「やりたいから、やる」を最近意識して生きています。結果は以前より毎日が楽しくなりました。「やりたいことは大体やらない」「やりたいことがわからない」自分から「やりたいことは大体やる」ようになるまでをまとめました。

人生が残り少ないことに気づく

心身の調子を崩し、いくつかの病院に通院していた頃、冗談でやってみた寿命診断で47歳と結果が出ました。健康な今なら笑ってすぐ忘れますが、あまりにも体調が悪かったので、本当なら残り20数年しかない!と焦り始めたのが自分が変わるきっかけです。

人生100年時代と言いますが、大体の人はピンピンしてるのはせいぜい60歳まで、その前の40歳くらいから体も壊れてきます。急な事故や病気で早く亡くなったり、仕事や育児、介護などの社会活動に追われて自分の時間はないかもしれません。人生47年は妥当だと思いました。

やりたいけど、やらない理由に難癖を付ける

やりたいな、とふと思った直後に浮かぶやらない理由を書きます。
・でもお金がかかるし
・でも時間がかかるし
・でも成功するかわからないし
・でも自分のキャラじゃないし
・今じゃなくてもできそうだし
・なんかめんどくさいし

理由に難癖をつけてみました。
・でもお金がかかるし…なんでもお金はかかる
・でも時間がかかるし…なんでも時間はかかる
・でも成功するかわからないし…成功しないといけないの?
・でも自分のキャラじゃないし…キャラってなんなの?
・今じゃなくてもできそうだし…そう思ってたら明日死ぬ
・なんかめんどくさいし…楽しそうなことが何故面倒なのか?

末尾に?がついている理由についてもう少し考えてみました。

成功しないといけないの?

何かするなら必ず成功しなくてはいけない、と私も以前は良く考えていました。でも実際、何かを成功させるには時間とお金以外に運も関わってきます。まっったく売り上げの見込みがないのに起業するとか、仕事も決まってないのに海外移住するとか、明日食う飯に関わることはもう少し準備が必要ですが、大抵のことに関しては、できる限り早くやりたいことをやって気が済めばいいんです。とにかく人生は短いのでぱっぱと済ましていかないと、やりたいことが溜まっていって制限時間内に処理できません。

キャラってなんなの?

私も昔は自意識過剰と対人恐怖がひどく、何か考える時も無意識に「こういう意見は周囲が思っている私らしくない」と思い、初対面だろうが毎日会っていようが他人と話すと息苦しくなりました。周囲の意見や評価が絶対だったので相手の軽い一言で傷つき、感情のコントロールがうまくできませんでした。
「キャラ」は村社会で周囲から攻撃を受けず、安全に生きていくために防衛本能で作る仮面です。便利ですが、適度に意識しないと仮面が自分を侵食して心身の調子を崩してしまいます。キャラなんて引っ越しなどで環境を変えればどうせ一から作り直したり、いくつも持つものです。自分が思ってるほど周りの人間は自分を気にするほど暇でありません。もし、気になっても同じ行動を繰り返されるとすぐ慣れます。

楽しそうなことが何故面倒なのか?

やりたいことを考えていて「めんどくさい」と感じるのは、大体上記の理由を考えている間に考えるエネルギーが消耗するからです。何か始める前の下調べや調べ物を疲れた状態でやってしまうので「始める前からこんなに嫌気がさしてきた。やっぱり向いてないんだ」と放棄しがちですが、余計なことを考えている間に疲れて嫌気がさしただけなので、物事自体には関係ありません。つまり思いついたらすぐ行動した方が元気なうちに取り組めるので成功率が上がります。

好奇心以外は不要

行動の理由は「やりたいから、やる」で問題ありません。SNSなどでキラキラしたエリート達が「世のため人のため云々」と語っているのを見ると、自分って小さいな…と劣等感を抱くこともありますが、たぶん彼らも成功してから視野が広がって表に立つ者として改めて考えただけで、最初はやりたいからやってみようくらいで始めたと思います。最初から世界のために…なんて聖人は滅多にいません。自分の好奇心だけが満ち足りていって、それで死んでも、行動するには大抵何かにお金を払うことになるので、必ず誰かのためになります。世の中への気配りは迷惑をかけない、さらに言えば半径1メートルの人をちょっと気分良くするくらいで十分です。

「あのときやっておけばよかったなあ…」と後悔することをなるべく少なくしようと日々思っていますし、昔の私のような生きづらい、人生楽しくない、毎日悩むだけで疲れる…という人がゼロになればいいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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