作曲入門 (C調) 2 (N200-C-K)【簡易版】。「メロディー」
2.メロディー
(これは「作曲入門」講座の【簡易版】です)
目次
■2。(N200K) 「メロディー」
・ 「まえがき」
①。「メロディー」の書き方
まえがき
・では、「メロ先・作曲」ということで、「メロディー」の書き方について学びます。
「8小節」のかたまりである、「楽節」を、4つの「フレーズ」に分けて考えてみます。
また、「俳句」の「575」ように、
「作曲」では、「7575」の音に区切ってやると、感覚的にとりやすいです。
①。「メロディー」の書き方
・「メロディー」の書き方について、「8小節」を使い、コツ。ポイントが説明してあります。
(1) 「メロディー」を書くための「前準備(ポイント)」
・まず、「音律(音の数・リズム)」の確認です。
各フレーズにおいて、「7音」。「5音」。「7音」。「5音」として、
「音律(音の数・リズム)」の感覚をつかみます。
これは、とても、大切な部分です。
「作曲」は「音感」が必要ですが、まず、この
「7音」。「5音」
「7音」。「5音」 のリズムを感じとってください。
・「7575」のリズムは、自分でやってみましたか?
どんな感じがしましたか?
「第1フレーズめ」の「7音」は、「始まる」感じ。
「第2フレーズめ」の「5音」は、「一休みする」感じ。
「第3フレーズめ」の「7音」は、「再スタート」する感じ。
「第4フレーズめ」の「5音」は、「終わる」感じがしましたか?
「音感」として、このように感じることが大切です。
「メロディー」を書く場合は、無意識に、こんな感覚で書いているものです。
ですので、この「4フレーズ」である、「7575音」において、意識して、これを感じながら覚えてください。
たったこんなことではありますが、「メロディー」を書く。 すなわち、「作曲」とは、これだけのことです。
「作曲」できない方は、いわば、この意識がない。 感じていないからともいえます。 ですので、まずは、この感覚を意識してください。
(2) 「メロディー」を書く
・では、次に、ドレミ・・・などの、「音程」をつけてやってみます。
「メロディー」の
「出だしの音(1小節め・1拍め)」は、なんの音にしたらいいでしょうか?
なんとなく、「ハ長調(C調)」なので、
「ド」から・・・。と思っている人も多いようです。
しかし、実は、「なんの音でもいい」のですが、慣れるまでは、
「ド」か「ミ」か「ソ」のどれかから書きだしてください。 なぜなら、「最初のコード」は「C(ド・ミ・ソ)」コードが基本だからです。
また、「書き出す際」、まず、
「C(ドミソ)コード」を鳴らしてから、書きだしましょう。
これで、「ハ長調(C調)」に、自然に
「音感」が、「リセット」されるはずです。
・「4小節め」は、譜例では「レ」ですが、
「ソ」。「シ」。「レ」。「ファ」のどれかになる場合が多いです。
・「8小節め」の「最後の音」は、「ド」になる場合が多いです。
・また、「最後の音」の前は、譜例では「シ」ですが、ここでは、
「シ」か「レ」になる場合が多いです。
・その他のポイントとしては、「順次・進行」を意識するということです。
「順次・進行」とは、「隣の音」に進む。 という意味です。
譜例でいいますと、
1小節めでは、「ド→レ」というように、
音階の「隣の音」に進むように書くと、「メロディー」らしくなります。 (隣の音は、下へ進む場合でもOKです)
ただ、全て、「隣の音」に進むとは限りません。
「ファ→ファ」のように、「同じ音」に進む場合もあれば、
「4小節め」~「5小節め」の頭のように、「レ→ラ」と、「飛んでいる」場合もあります。
ですので、適時、「順次・進行」以外の進み方も入れてください。
これは、「音感・好み」で判断するしかありませんので、各自、試行錯誤してみてください。
「まとめ」と「あとがき」
・「メロディー」の書き方でした。 「作曲」はポイントは、
「7音」。「5音」。「7音」。「5音」のリズムという
「音感」を意識することです。
そうすると、「音程」も自然に、湧いてくるものです。
ちなみに、「説明」を読んでいるだけでは、いけません。
必ず、楽器を使って「音を出して」練習してください。
「体感(音感)」することによって、「耳」も慣れて「作曲」ができるようになっていくからです。
例えば、「自転車」の乗れるようになる事と同じです。
「理屈(言葉)」で、説明されても、いきなり乗れるようになるでしょうか?
やはり、実際に「練習・体感」して、なんども「チャレンジする中」(実行)で、会得できるものです。