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作詞・入門講座 2-2.1 (SK2-2.1) 。  ②「作詞」について。 (「句読点」との関係 1)

目次(表紙)


2.1。 「句読点」との関係 1


■ 「句読点」との関係 (句点[。]と読点[、])

「文章」には、「句読点」というものがあります。 
これは、文章を読みやすく、理解しやすくするためのものですが、
「作詞」にも、そのようなものがあります。

これも、「決まっている」わけではないのですが、「雛形」の一例として、こんな感じになります。


 1番 Aメロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。
 1番 A'メロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。
 1番 Bメロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。
 1番 Cメロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。

 2番 Aメロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。
 2番 A'メロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。
 2番 Bメロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。
 2番 Cメロ = ○○○○○○○ ○○○○○、  ○○○○○○○ ○○○○○。


要するに、「1行」が、「1文」ですから、
「句読点」も、中間に「、」。 最後に「。」がある形となります。

このようにしますと、「1行・1文」が、考えやすくなります。

文は、大抵、「~、~。」として、考えますよね。 ですので、このように「句読点」を打って文を考えると、「句読点」としての「区切り」ができ、より一層、考えやすくなります。


◆ また、「作詞」も、当然、「試行錯誤」しながら考えますが、この時、上記の「雛形」にすると、便利なことがあります。 

わかりやすいように、「雛形」を書換えます。 
また、「1番のAとA'だけ」で、説明しますと、


 1番 Aメロ = ○○○○○○○ △△△△△、  □□□□□□□ ◇◇◇◇◇。
※1番 A'メロ = ◎◎◎◎◎◎◎ △△△△△、  □□□□□□□ ◇◇◇◇◇。
                    ↓
1番 Aメロ = ◎◎◎◎◎◎◎ △△△△△、  □□□□□□□ ◇◇◇◇◇。
 1番 A'メロ = ○○○○○○○ △△△△△、  □□□□□□□ ◇◇◇◇◇。


例えば、最初に、上記の作詞をしたとします。 しかし、特に、
「Aメロ」と「A'メロ」が、なんかしっくりしない・・・。 なんてことがあったとします。 

そんな場合、試しに
「Aメロ」と「A'メロ」とを、入れ替えてみると、いい場合があります。


ちなみに、Aに限らず、BやCメロでも同じで、いろいろ入れ替えてみるとよい。

(つづく)