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番外「転調」1-3.4(JP・1-3.4)

目次(表紙)

■「部分・転調」(近親調)。
「C調」→「Dm調」。「Am調」。「G調」

(★対象・作曲「中(上)級」者向け)


余談なんですが・・・
その他、覚える必要はないですが、「高度」な技法として、
「2段構え」転調もあります。


例えば、「Dm調」に転調した部分でいいますと、

「C調(調号なし)」(=主調)
  「Dm調(♭x1)」(=近親調)→
  「B♭調(♭x2)」(=
遠隔調)。 

といった「2段構え」で「遠隔調」への「ピボット・転調」もできます。 


曲中、「#・♭」が増減する場合がありますが、
例えば、上記のように、調号でいえば、

  ・「♭」が「1つ」ついたと思ったら、さらに、
  ・「♭」が「2つ」に増えた!! なんていうのは、
   「遠隔調」への転調もしたな・・・と思えばいいです。

また、「V-I」の終止後の転調でしたら、音感的にはともかく、理論的には「遠隔調」ダイレクトで転調できます。。。


(ここから、前回の譜例)

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■ ちなみに、「臨時記号」ではなく、
「調号」で書き換えると、下譜のようになります。

これだとよく、調性がわかりますね。 また、

  ・「臨時記号」で表記するのも、
  ・「調号」で表記するのも自由です。 「好み」で使い分けて下さい。

画像2

曲は同じですので、音源はありません

(つづく)