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離乳食作りの中休みの独り言。

一人になると、とてつもない恐怖と不安に襲われる。
夫は友人と出掛けに行き、息子が寝ている間の離乳食作りの中休み、これを書きながら泣いている。

朝から大好きなパン屋さんに家族でパンを買いに行き、化粧もしたけど、この茹だるような暑さの中、息子を1人で連れ出す元気はないから、もう家に籠るとする。泣いて化粧も崩れたし。
元々お誘いもあったけど、私の体調や心境の都合でお断りしたから、特に予定もない。

脳腫瘍だとわかってから、診断直後以降、正直家族の前で泣いていない。

「大丈夫大丈夫、なんとかなる!」なんて言いながら、本当はたまらないくらい怖い。「なんで私が」って未だに思うし、術前MRI検査で腫瘍が全部なくなってたりしないかな、なんて思う。

手術も、その間の息子のこともめちゃくちゃ心配で、頭がおかしくなりそうなくらい色んな感情が襲ってくる。元々情緒不安定なところはあったけど、最近は更に拍車がかかっている気がする。

こんなことになってるんやから、サマージャンボ宝くじで7億くらい当たってくれてもバチ当たらへんのちゃうかなぁと煩悩の塊のような考えを巡らせている。


もう今日はどうでもいい話を書き残すことにする。

とってもどうでもいい話、私は病院に検査に行くためだけでも、毎回ヘアメイクはしっかりしていくようにしている。もちろんTPOは弁えながら。

私にとってヘアメイクって一種の鎧のようなもので、化粧をすることで戦闘能力が少し上がる気がする。あとは、自分自身のテンションを上げるためのものでもある。
普段からすっぴんでいることは少ないけど、なんかすっぴんよりもヘアメイクしてる方が病気に打ち勝つための精神力を保てる気がしていて。笑

普段の自分のルーティーンを変えないことが、病気になっても自分が自分でいられるための安定剤のようなものだと思ってる。


あとのどうでもいい話、単純に皆どうしてるんやろうっていう疑問にも近いけど、大きな手術前って家族に手紙を残す人って多いのかなぁ。

私、元々ウェディングプランナーとして働いていたんやけど、その頃からずっと手紙が大好きなのね。お客様から頂いたお手紙や、同僚・先輩からもらったお手紙、夫からもらったお手紙。全部残していて、「宝物ボックス」に保管している。

辛いことがあった時にはその宝物ボックスを見返して、幸せな気持ちに浸る。そうすることで、頑張るための活力になるから。

だから、私も人に手紙を書くことは大好きで、夫にも交際当初から節目節目でよく手紙を書くようにしていた。手紙の方が伝えたいことが、私の場合はしっかり言葉で伝えられるような気がしているから。

私の脳腫瘍は良性で亡くなるリスクは少ないとはいえ、何かしらの後遺症が残る可能性もある。だから、何かあった時のために手紙を残そうと思ってるけど、同じような状況の人ってどうなんかなぁと気になった。

まぁ、人によるか。


これを書いているうちに、離乳食の下茹で野菜が仕上がった。
それと同時に、泣きながらも自分の気持ちも少し落ち着いた。

今日も頑張る。
しょうもない独り言をここまで読んでくれた人、ありがとう。

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