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「売場」の動線は右回り、左回りどちらが「売上」が上がるのか?


どうも、新里です。

当ブログへ訪問して頂き

誠にありがとうございます。

今回は「売場」の左回り、右回りに

ついてお話したいと思います。

普段、何気なく訪れている

「売場」ですが、

実はいろいろな戦略の元に

構成されています。

デパートやコンビニなど、

「売場」と呼ばれるモノを

持つ店舗では、当然、お客様は

売場内を見て歩きます。

それを「買い物動線」と呼ぶそうですが、

たいていの場合、

売場を「右回り(時計回り)」なのか

「左回り(反時計回り)」にまわるのか

という事になります。

マーケティング的には

「人間左回りの法則」

と言う言葉があり、

「人は左回りに通る経路が自然に動けて良い」

言われています。

ほとんどの人が右利きであるため、

左手にかごを持って、右手で商品を

手に取る行動をするので

左回りのほうが取りやすく

一般的に好まれています。

また、学校の運動場や

野球のベースの回り方も左回り

なので、左回りに違和感がないんですね。

実際に、お店の動線を
動線を右回りから左回りに変えただけで
売り上げが10%伸びたお店という
事例もあるようです。

10%というのは凄い数字ですね。

人間は心臓が左側にあるため、

それを守るため、本能的に左を内にして、

右を外にした左回りで動くとも言われています。


【右回りの店舗もある】


ただ、すべての売場が

左回りという事では

ないようです。

実はこれまでお話してきた

人間の心理の逆を利用した

やり方もあるようです。

人間が本能的に

動きやすい左回りでは、

客は何の違和感もなく

すいすいと移動出来ます。

それではゆっくりと

商品を見てもらえないという考え方です。

売場の滞在時間の長さと
売上というのは比例関係にあります。

いかに売場に長くいて頂けるかが

とても大切という事です。

そこで、あえて動きにくい右回りを

採用するという店舗もあるのです。

そのような動線に導きたいために、

店舗の入口を左側に設置するのです。

何気なく見て回っている店舗内の売場ですが、

私たちの動きはみごとに

コントロールされていたんですね。

売場ではありませんが、

お化け屋敷などは、

あえて、右回りにして

「違和感」を演出しています。

普段と違う動線によって、

「なんか気持ち悪い」という

感情を起こしているんですね。

商品や立地、お店の戦略に

よって、動線は変わってくるようです。

たかが、動線のようですが、

いろいろ考えながら、見ると

面白いですね。

ぜひ、次回、売場に出かける機会が

ありましたら、「動線」

意識してみてください。

ビジネスのヒントになるかもしれません。


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