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『自分を変える努力』よりも『自分を活かす努力』の方がはるかに大事

今、『寿司職人』を希望する人が
急増しているそうです。



世界的な寿司人気に伴って、
海外での需要が高く、
さらには日本人というだけで、
優遇されるのが『寿司職人』だからです。



働く場所を日本から海外に変えたら
年収が10倍以上になった
という人も珍しくないそうです。



一方で、求められるクオリティーは
日本よりもかなり低い。



海外では低水準のお店が
次々にヒットしている。



中には実務経験なしで、
海外で自分のお店を開き、
大成功している強者もいるそうです。



このような状態になった
要因の一つが、
寿司業界の慢性的な人材不足。



『イタリアン』や『フレンチ』
などの洋食を学びたい人に対し、
寿司や和食を学びたいという人は
そもそも圧倒的に少ない。



それでいて、高級寿司店は常に大盛況。

『うまい寿司にならいくらでも払う』

という富裕層が多く存在していて、
『美味い寿司を握れる人』の
争奪戦が続いている。





仕事で活躍するには、実力を高める
というのももちろん大事だけど
『活躍できる場所にいる』
というのも大切だなって
最近、つくづく思います。





サッカーで言えば、
どんなにシュート力があっても、
試合に出なければ、適切な場所にいなければ
シュートを決めることは出来ない。
それどころか、
シュートを打つことさえ出来ない。





『置かれた場所で咲きなさい』
という本がものすごく売れました。




『置かれた場所で咲く』
という感覚も当然、
大事だと思いますが、

『咲くことのできる
   場所に身を置く』

という意識も時には
大切なんじゃないかと思います。




元阪神の藤浪晋太郎選手。
何年も結果が残せずに、
『そろそろ戦力外通告かな?』
と思えるような状態でしたが、
本人もびっくり。
まさかの大リーグ、
アスレチックスからのオファー。




年俸が4900万円から
一気に4億円超の
破格の好条件での入団となり、
世間を驚かせました。





相手やところが
変われば評価も変わる。




自分の実力が足りない、認められない、
売れない、受け入れられない状態の時って、
こちら側に落ち度があるというよりも、
むしろ、相手や場所の問題であり、
高く評価してくれる人と
出会っていないだけだったり、
それを提示する場所やタイミングが
間違っていたりする事もあると思います。




12月25日まではあんなに欲しかった
クリスマスツリーも
26日になると半額になっても
誰も見向きもしません。




『提供したい側』と
『それに高い価値を感じている人』
とがちゃんと出会える状況を
つくるのってものすごく大切ですね。





これからは
『自分を変える努力』よりも
むしろ、
『自分を活かす努力』の方が
はるかに大事なんじゃないですかね。


自分の努力や実力が
足りないせいじゃない。
いる場所や提案する相手が
適切ではない。




そんな状況が
世の中、ものすごく
多いのかもしれませんね。




自分の事を高く評価
してくれる人との出会いは
偶然を待つのではなくて、
スキルによって
意図的に生み出していくべきもの
なんだと思っています。




適切な場所にさえいれば、
ちょこんと触っただけで、
シュートを決めることが
出来たりしますからね。

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