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自分の事を延々と話す人を黙らせる効果的な方法とは?


自分の話ばかりして、
人の話をまったく聞かない人のことを
アメリカの社会学者が
『会話ナルシズム』と名付けたそうです。


人は普段、すぐさや
表情などによって、
常に『社会的合図』を
送り続けています。


通常、その『社会的合図』から
相手の気持ちを察したり、
話にどれくらい興味を示しているかを
読み取っていきます。


そこから、会話の内容や
自分がどれくらいの長さを
話すべきかを調整していきます。


今、自分が話すべきなのか、
しっかりと話を聞くべきなのか。


そうすることで
会話のキャッチボールが
成立していきます。


結果、お互いが気持ち良く
会話を続ける事ができる。


その『社会的合図』を
読み取るのが苦手な人が
『会話ナルシズム』に
なってしまいがちだと
言われているそうです。


相手の事はお構いなし。
自分が話したい事を延々と語る。


アメリカの調査で、
5.2%の人が『話中毒』
であることが分かりました。

もっといそうですけどね(笑)


人がしゃべり過ぎてしまう
理由は人間は本能的に

『自分の話を聞いてほしい』
『自分の事をしゃべりたい』


という欲求を持っているから。


話を聞いてもらう事で


『自分の存在を
 認めてもらっている』

『理解してもらっている』


という感情が湧いてくるもの。

そりゃ、嬉しいに決まっています。



人は自分の話をする時、
『快楽ホルモン』が活性化して、
気持ち良くてしょうがない。



『お金をもらうよりも、
 自分の話をすることを
 選択する人のほうが多い』



という実験結果さえあるそうです。


会話によって、お互いが
気持ち良く時間を過ごして、



『また、会いたい』

『また、話がしたい
   話を聞きたい』

『一緒に仕事がしたい』


と思ってもらわなければ、
『ご縁』を繋いでいくという
観点からすれば大失敗と
言わざるを得ない。



自分のペースで
会話が進むというのは
必ずしも自分がいっぱい
話をするという事では
ないような気がします。



相手に気持ち良くたくさん、
話をしてもらって、
『また、会いたい』と思ってもらう。



それこそが、本当の意味で、
こちら側のペースだと
言えるんじゃないですかね。


ただ、相手が身近な人で
あればあるほどそれが難しい。


パートナーとか子どもとか
親とか兄妹とか。


子どもの話を黙って、
割って入ることなく、
じっくり聞く事って出来ます?


『難しくないですか?』




僕は9年間、
ラジオパーソナリティーを
やっていますが、
ゲストさんがいる場合、
いつも意識しているのは
『なるべくしゃべらない』です。



ゲストさんが

『来て良かった』
『気持ち良く話せた』
『ぜひ、また呼んで欲しい』


と思ってもらうのが
僕にとっての一番の成功です。


僕の仕事は相手が
話しやすい環境をつくること。


相手が話したい事を
話すきっかけを
つくるパスを投げること。


それが出来るように
日々、修行を重ねている段階です。


それが本当、不思議と
なかなか出来ないんですよ(笑)



黙って相手の話を
じっくり聞くことが出来るって、
ものすごい能力だと思います。



ただ、本当、難しい(笑)


自分の事を話したいという
『本能』が毎回、邪魔をします。


敵は『本能』ですからね。
相手はかなり手強い。


会話を盛り上げる方法は
同意やリアクション、質問を
いっぱいしてあげること。


逆に自分の話だけを延々と
語る人を黙らせる効果的な
方法があるのをご存じですか?


実験の結果、一番、
相手を黙らせることに
効果があったのは、
『沈黙』だったそうです。



どんなに話しても
相手の反応が薄かった、
ほとんど、反応がない。


すると相手の話す量が
どんどん減っていくとの事です。


ただ、相手の反応は
お構いなしの方に
お会いする事も
たまにあります(笑)


びっくりするくらい、
こちら側が送っている
本気の『社会的合図』に
気づいてもらえない。


『興味ない』って
体全体で伝えているのに
伝わらない。


もしかしたら、
僕もそうかな?(笑)


相手の話を黙って
じっくり聞くことが
出来る人の事を
本当、心から尊敬します。


一応、僕も意識して
目指しているんですよ。


誰ですか?
今、クスっと笑ったのは。


修行の日々はこれからも
延々と続きます。


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