見出し画像

生まれて初めて「先生」を見直した話&娘のいじめの件・総括

小学4年の時に、被差別部落出身の同和推進教員に「逆差別」された挙句、右耳を殴られ鼓膜が破れて難聴になった私。


私は基本的に先生が大嫌いです。
「先生は単なる仕事」と思っている。
働くことで時間を労働に捧げ、賃金を得るもの(仕事)かそうでないか(ボランティア)を分けるなら先生は仕事です。
学校で集団生活と勉強を教えるプロ、というだけです。
特別な人たちではない。

今もそう、変わりはないのですが(笑)
(中には違う志の先生もいる)ことがわかりました。
今回は娘のいじめの件について、学校側から迅速な対応をいただいた事で見方が変わりました。ついでに今回のいじめの件の総括も付け加えたいと思います。

1.先生の涙


先日から続く一連の娘いじめ問題について


学校側からは迅速かつ真摯な対応をしていただきました。正直言うと、ここまで対応していただいて驚いています。今までこんなにきちんとした対応をしてもらえなかったから・・・。
(息子が遭った転校生いじめのときとかね)
娘はこの学校に安心して行かせられる、と確信しました。

加害児童の保護者には若干問題がありました(母親は謝罪に来ない、父親は自分たちの管理不行き届きを子どものせいにした)が、人間性とか育ちもありますし、その辺は仕方ないのかもしれません。


校長先生とお話をしていて感じたのは子どもに対する熱い気持ちでした。
【自分がいる間は子ども達をしっかり見ていく、どの子も見落とさない】
そんな気持ちがひしひしと伝わってきました。

面談の時に校長先生が
「あんな炎天下の中に、重たい体操着袋を持たされて、娘さんはどれほど苦しかったでしょうか・・・。1年生の時に同じことがあったにもかかわらず、私たちの再発防止観察を怠ったことも大きな問題でした。本当に申し訳ありませんでした。」と涙をこらえながらお話してくださいました。

子どもの立場にたって考える。
どんな気持ちだったか。
どんな思いだったのか。

案外できるようでできないことです。
親でもそこまで考えが至る方は最近見かけません。間違った自己肯定感に満足して
「ああ、自分は娘にはこれでいいんだ」って思う人が多い。自分が産んだのにね?


さらに先生方は協力して、夏休みに入るまでのあいだ、毎日自宅まで下校に付き合ってくださいました。
「それは先生にご負担になるので、いいです」とお断りしていたのですが
「いいえ、僕たちにも責任があります。見守らせてください。」と言われました。

こんな暑い中、日陰もない道路を歩くのは歩きなれない大人だともっと大変だろうと思いましたが、それだけ先生の反省や子どもに対する思いが深いのだろうなと思いました。



2.総括

今回、娘のいじめの件でよかった点、反省点を挙げていこうと思います。

【よかった点】
・書類を作成(いじめ解決要望書)したこと
・学校側の対応が迅速であったこと
・学校側から経緯説明や報告が逐一あったこと
・私たち夫婦が毅然とした対応をしたこと
・弁護士と相談したこと

【反省点】
・1年生時にランドセルを数回持たせられた時点で、私が今回の行動を起こしていれば娘はこんなにきつい思いをして我慢しなくてよかったのでは?
→加害児童保護者に1年生時、話に行ったとき取り入ってもらえず多少感情的になっていた、私が冷静さを欠いたことでこれまで娘に負担を与えてしまった。

・加害児童母親の育て方(父親もだけど)が問題なのに、怖がられて話をすることすらできなかった。
→子どもに反省させるためには母親の認識を変えることが必要だとわかっていたのに、私に対して「こわい!」とだけ思わせてしまった対応がよくなかった(とはいえ、自分の子どもが炎天下の中、荷物を余分に持たされ熱中症になりかけて下校してきたのに冷静にニコニコ笑って話に行くのは私には無理だったが)

・急いで聞き取りをして回ったため、証拠が不十分なことがあった。

→聞き取りは娘の周辺を中心に行ったが、もっと範囲を広げて行うべきだったと思う。

・学校へ提出する要望書へ「全体に周知」が抜けていた
→1対1の事案でもあったため、省いていたが。よく考えると加害児童は他児童にも荷物を持たせたり、仮病を使っておんぶをさせたりして登下校していることが発覚していた。上学年では(下学年が重たそうなときは荷物を持ってあげるのは「親切なことだ」)としている生徒もいた事から、他人の荷物を安易に持って本人が甘えて持たなくなることを防ぐためにも全体周知は必要ではなかったかと考える。


いじめの問題は、親もショックで感情が揺れます。
でもこういう時に一番被害を受けている自分の子どもをちゃんと守るためにも、冷静でいられるよう親として努力しようと思いました。
今回の件でまた一つ、勉強になりました。
人生は勉強の積み重ね、ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?