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【詩】サイノデタメノヨウニタダヒトリオドル

明日をも知れぬ身。
ならば犀の角のように突き進む。

何が起こるかわからない娑婆世界。
ならば犀の角のように全てを貫き通そう。

生まれた時から鼻の先には角があった。
周りの犀たちの鼻先にも、聳え立つような角があった。
角は日々を過ごす中で少しずつ硬くなった。
周りの犀たちは、すでに己が道を突き進んでいた。

周りの犀たちがいなくなった頃、
初めて勇気を出した。
己が道を突き進むための勇気を。

そして、誰かを傷つけた。
そして、自分を傷つけた。

二度とは元に戻らぬ傷。
二度とは元に戻らぬ日々。

前に進むことしかできぬ己を恥だと思う。
貫くことしかできぬ己を愚かだと思う。

それでも歩む己が道。
それでも貫く己が道。

誰かを傷つける日もあった。
自分自身を傷つける日もあった。

それでも歩む己が道。
それでも貫く己が道。

ギラギラと輝く犀の角、
壁を突き破るために人生を賭けた大突進。
ボロボロに朽ちた犀の角、
壁を突き破れずに人生を狂わせた大突進。

サイノツノノヨウニタダヒトリアユム。
サイノツノノヨウニタダヒトリアユム。

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明日をも知れぬ身。
ならば賽の出た目に任せよう。

何が起こるかわからない娑婆世界。
ならば賽の出た目に全てを預けよう。

生まれた時から握り締めていた賽があった。
周りの博徒たちの手にも、光り輝くような賽があった。
賽は日々を過ごす中で少しずつ輝きを増していった。
周りの博徒たちは、すでに己が道を賭けていた。

周りの博徒たちがいなくなった頃、
初めて勇気を出した。
己が道を賭けるための勇気を。

そして、誰かのものを奪った。
そして、自分のものを失なった。

二度とは元に戻らぬ賭け。
二度とは元に戻らぬ賽の目。

人生を賭けるしかない己を恥だと思う。
人生を狂わせるしかない己を愚かだと思う。

それでも賭ける己が道。
それでも狂わせる己が道。

誰かから奪う日もあった。
自分自身を失なう日もあった。

それでも賭ける己が道。
それでも狂わせる己が道。

コロコロと転がる賽の目、
丁半と出た目に人生を賭ける大博打。
クルクルと踊る賽の目、
丁半と出た目で人生を狂わせた大博打。

サイノデタメノヨウニタダヒトリオドル。
サイノデタメノヨウニタダヒトリオドル。

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明日をも知れぬ身。
だからこそ、己が全てを賭ける大博打。
だからこそ、己が道を突き進む大突進。

何が起こるかわからない娑婆世界。
だからこそ、賽の出た目に全てを預ける大博打。
だからこそ、犀の角のように全てを貫き進む大突進。

生まれた時から与えられた賭銭。
生まれた時から授けられた角。

誰しもが与えらえた可能性を賭ける娑婆世界。
狂っているのはどちらだ。
狂わせているのはどちらだ。

そんな狂った世界じゃ歩まにゃ損々。
そんな狂った世界じゃ踊らにゃ損々。
内なる声が出囃子を囃し立てる。
深淵なる心が出囃子を囃し立てる。

ならば突き進もう。
己が信念の道をただひたすら突き進む。
ならば賭けよう。
己が人生に華を咲かせるための大博打。

突き進むための角は己の可能性。
賭けるための賭銭は己の人生。

突き破ってみせましょう。ものの見事な壁の先を。
咲かせてみせましょう。ものの見事な蓮華の舞いを。

ギラギラと輝く犀の角、
壁を突き破るために人生を賭けた大突進。
ボロボロに朽ちた犀の角、
壁を突き破れずに人生を狂わせる大突進。

サイノツノノヨウニタダヒトリアユム。
サイノツノノヨウニタダヒトリアユム。

コロコロと転がる賽の目、
出た目に人生を賭ける大博打。
クルクルと踊る賽の目、
出た目で人生を狂わせる大博打。

サイノデタメノヨウニタダヒトリオドル。
サイノデタメノヨウニタダヒトリオドル。

サイノツノノヨウニタダヒトリアユム。
サイノデタメノヨウニタダヒトリオドル。

ヒャッハー!!むしろ、ボクがあなたのサポーターになりたい!!>< まだまだ力足らずのボクなので、今後ともよろしくお願いいたします!mm