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必要なのは感情か信念か
好きこそ物の上手なれという言葉がある。
情熱をもって取り組んだり、理想を追い求めて取り組むより、それを好きになって楽しむことが大切だということだ。
確かに好きや楽しいという感情は、大きな力があるように思える。
なにか成し遂げたいことがあった時、強い感情を味方に付けられるかどうかはとても大切な事だ。それはプラスの感情でもマイナスの感情でもいい。
例えば
勉強で学年1位になるために頑張る!
と決めたとする。
そこに感情を加える。
だってあいつに負けて悔しかったから。
今の分野の勉強はとても楽しいから。
強い感情を味方につけることで、その目標に対する行動が加速する。ジェットエンジンを積んだかのような爆発的な行動力は感情から生まれるのだ、感情は行動を起こす起爆剤みたいだ。
しかし感情というものは、長くは続かないものだ。さっきまであんなに悲しかったのにもう泣けないなんてよくある事だ。
そう、感情は長くは維持できない。強く生まれた感情であってもだ、24時間悔しがれるだろうか、次何をすべきかを脳は勝手に考え始めるだろう。感情はなくならないが、小さくなり思考の邪魔をしないようにしてしまう。
誰かに体型をバカにされた。
悔しかった。
痩せようと思った。
走った。
次の日何もしなくなる。
なんて日常茶飯事だ。
感情の維持はとても難しい。
感情によって行動を起こすきっかけを作れたとしても人は感情だけでは行動を続けられない。
なら感情を味方につけたところで長くは続かないのなら、なにか成し遂げたい時、感情は最初の助走だけであとは何に頼ればいいのだろう。
信念だ。
それが正しいと信じる心を信念という。
信念はジェット噴射のような爆発力はないが、
持久力に長けている。
何かを成し遂げたいと思った時、
強い感情で一気に加速するし、加速が終わりそうな時、信念で長く距離を伸ばすのだ。
では信念とはなにか。
例えば
勉強で学年1位をとる!
俺、私ならできる。
こんなところで諦めてたまるか。
あの夢を叶えるために。
自分が納得するまでやろう!など
目指すときめたことを信じること。、自分なら出来ると信じること。拳をにぎり、ただ上だけを見れば信じることはできる。
より長期的な目で目標を見据え、自分を信じてあげること。
信念をもつことができれば、
強い力はないが、長く自分を助けてくれる。
僕自身もこの感情と信念を上手く使っている。
僕は今医療従事者を目指す学生だが、目の前のテストに挫けそうになった時、あいつに負けたら悔しいからという感情で一気に加速し、僕なら患者の笑顔に貢献出来るはずだと、信念をもってテストに向かっている。そうすることでやる気や行動を維持できる。
感情によって助走し離陸ぐらいまでいく。
そこからは信念で飛行し続け
そして着陸の地を目指せばいい。
落ちそうになったら、止まりそうになったら、
感情をまた燃やせばいい。
感情も信念も崩しかねない後悔というものが
来る前に。
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