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#トッド・ラングレン
400: Todd Rundgren / I Saw The Light
節目の400回も、トッド師匠に登場いただきます。 全く売れなかった『ラント:ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン』の翌年1972年に、2枚組アルバム『サムシング/エニシング?』をリリースします。 このアルバムは、彼のキャリアで最高位となるUS29位を記録します。(それにしても、知名度に対して、ビックリするくらい売れてないですね...) アルバムのオープニングを飾ったこの曲は、シングルカットされ、US16位/UK36位のヒットを記録しています。(こちらも地味な順位...) 非常にストレートなポップソングであるこの曲、様々なミュージシャンにカヴァーされており、彼の代表曲と言ってよいでしょう。 このアルバムのA-C面は、作詞・作曲・プロデュース、さらに歌とすべての楽器の演奏を、全部1人でこなすという、マルチ・ミュージシャンを絵にかいたような作品となっています。 そもそも、こういうことをしようと思うのは、単に友達がいない人か、全部自分でやらないと気が済まない完全主義者の、どちらかでしょう。 アルバムD面はスタジオライヴなので、一応友達はいるようですが...
088: Patti Smith / Frederick
ブロンディのデボラ・ハリー同様、NYパンク・シーンを牽引した女性ミュージシャンがパティ・スミス。 彼女の代表作と言えば、「グロリア」を収録した1stアルバム『ホーセス』や、ブルース・スプリングスティーンと共作した「ビコーズ・ザ・ナイト」を収録した3rdアルバム『イースター』を挙げる人が多いと思われます。どちらも名盤! なのに、4thアルバム『ウェイヴ』収録の「フレデリック」を取りあげているのはなぜか? 単に、アルバムのプロデューサーが、私の心の師匠、トッド・ラングレン先生だから、それだけです(笑)。 まあ、話題に上がることが少ないアルバムですけど、個人的にはよく聴いた、愛着のある作品です。