最近の記事
- 固定された記事
- 再生
1029: Peter Gabriel / In Your Eyes
昨日の曲から「ロスト」をロストするとこの曲に。 ピーター・ガブリエルが1986年にリリースした『So』(UK1位/US2位)は、シングルのヒットもあり、世界中でビッグ・セールスを記録しました。 ただ、このアルバム、シングルヒットしたポップなナンバーと並んで、かなり実験的な曲も収録されており、彼が本当に世に問いたかったのは、実はこちらの方じゃなかったのかとも思えてきます。 いわゆる「ワールドビート」のはしりとも言えるこの曲(US26位)には、セネガル人シンガーのユッスー・ンドゥールが参加しています。 2023年12月にリリースした『i/o』で、実に37年ぶりとなるUK1位を獲得するなど、70歳を過ぎた今もアクティブに活動しています。
- 固定された記事
マガジン
記事
- 再生
1028: Debbie Gibson / Lost In Your Eyes
この曲も「ロスト・イン」つながりです。 デビー・ギブソンが1989年にリリースした2ndアルバム『エレクトリック・ユース』(US1位/UK8位)は、彼女にとって最大のヒット作となりました。 1stシングルとなったこの曲も、同年1月にリリースされると、通算2枚目のUS1位を獲得しています(UK34位)。 1970年8月生まれということは、アルバムリリース当時、まだ18歳。作詞・作曲・プロデュースもこなす若き天才ミュージシャンで、前途洋々かと思われたのですが、意外にもこの曲が最後のUSトップ10入りとなります。 その後は、ミュージカル女優を中心として活躍しているようです。
-
- 再生
1026: The Clash / Lost In The Supermarket
フォリナーで同名ミュージシャンと言えば、「ミック・ジョーンズ」も該当します。そう、ザ・クラッシュのギタリストも、ミック・ジョーンズ。 ザ・クラッシュの3rdアルバム『ロンドン・コーリング』(UK9位/US27位)は、ロンドン・パンクを代表する1枚。 パンクロック真っ只中の作品ではあるのですが、パンク以降、つまり「ポスト・パンク」を意識したサウンドが印象的で、ミック・ジョーンズがリード・ヴォーカルを取るこの曲も、明らかに従来のパンクロックとは異なる空気感を感じ取ることが出来ます。 そして、この流れは、次作『サンディニスタ』でより顕著になっていくこととなります。 とはいえ、このアルバムの魅力は、ポール・シムノンがプレシジョン・ベースを床に叩きつける、このジャケットに凝縮されているようにも思います。
- 再生
1025: Foreigner / Long, Long Way From Home
70年代の後半、イアン・マクドナルドは、また大物バンドのオリジナル・メンバーとして名を連ねます。 英米混成バンド、フォリナーが1stアルバム『栄光の旅立ち』(US4位)をリリースしたのは1977年の3月でした。 大半の曲はミック・ジョーンズとルー・グラムが書いていましたが、3rdシングルとなったこの曲(US20位)では、ソングライターとして、2人とともにイアン・マクドナルドもクレジットされています。 セールス面では大成功を収めることになるフォリナーですが、「産業ロック」の代表格といった印象もあり、音楽的にはあまり評価されることが少ないようにも感じます。 そんな気配を感じてか(?)、イアン・マクドナルドは1980年にフォリナーを脱退しています。
- 再生
1024: King Crimson / I Talk To The Wind
フェアポートのイアン・マクドナルドが、イアン・マシューズに改名した理由はシンプルで、「同名のミュージシャンがいたから」。 その同名のミュージシャンは、キング・クリムゾンのオリジナル・メンバーであるイアン・マクドナルドでした。 クリムゾンの1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』(UK5位/US28位)は、「プログレ」を代表する名盤として有名ですが、このアルバムで、彼はマルチ・ミュージシャンとして重要な役割を果たしています。 衝撃的な「21世紀のスキッツォイド・マン」の次に収録されていたこの曲では、イアン・マクドナルドの吹くフルートが独特な浮遊感を出しています。この曲を書いたのも彼です。 1stアルバムで中心的な役割を果たしていたにもかかわらず、ドラマーのマイケル・ジャイルズとともに早々にグループを脱退し、マクドナルド・アンド・ジャイルズを結成しています。 ミュージシャンと言う人種の考えることは、今も昔も、良く分かりません。
- 再生
1023: Fairport Convention / If (Stomp)
「ウッドストック」のヒットを生んだ、マシューズ・サザン・コンフォートの「マシューズ」は、中心メンバーのイアン・マシューズから取られています。 彼は、フェアポート・コンヴェンションのオリジナル・メンバーだったのですが、フェアポート時代はイアン・マクドナルドと名乗っていました。 フェアポートの1stアルバム『フェアポート・コンヴェンション』に収録された、彼とリチャード・トンプソンの共作曲がこの曲。 後のトラディショナル・フォークとは全く異なる、ちょっとサイケデリックな香り漂うサウンドが特徴的でした。 2ndアルバム『ホワット・ウィー・ディド・オン・アワ・ホリデイズ』リリース後、彼はフェアポートを脱退し、名前を母方の姓であるマシューズに変更、そして「ウッドストック」の大ヒットへとつながっていきます。
-