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連鎖反応 [Chain Reaction]【動画】

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つながりのある曲を鎖のように連ねながら、その曲に対する思いをコメントしていきます。ほぼ毎日更新(予定)です。
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1000: Diana Ross & The Supremes / Someday We'll Be Together

「サムデイ」つながりです。 1969年にリリースされた、ダイアナ・ロス&ザ・スプリームスのアルバム『またいつの日にか』(US33位/UK34位)は、スプリームスにとって、ダイアナ・ロスが参加した最後のアルバムとなりました。そして、彼女が参加した最後のシングルとなったのがこの曲(US1位/UK13位)でした。 実はこの曲、元々はダイアナ・ロスの1stソロ・シングルとして製作されたものでした。このため、グループの他の2人は参加していません。 ただ、ダイアナ・ロスがグループを離れるにあたって、タイトルがピッタリという理由で、最後のシングルとなっています。 ちなみに、この曲、1969年12月27日付のビルボードでNo.1となっています。つまり、1960年代の最後のUSナンバー1ソングということになります。 2021年1月4日に始めたこの「連鎖反応」も、ついに1000回に到達しました。しかも、4年に1度しかない「2月29日」に。 1曲目はダイアナ・ロスの「チェイン・リアクション」(≒連鎖反応!)だったので、今日の曲から「ダイアナ・ロスつながり」で、1つの大きな輪が完成したことになります。 「何の曲にしようかなぁ~」と考えながら記事を書くことは面白いので、毎日ではないかも知れませんが、これからも細々と書いていこうと思います。 いつストップするか分かりませんが、目標は大きく、「2028年の2月29日に2000回到達」としておきます。 これまで読んでいただいた方々に、厚く御礼申し上げます。 これからも、お時間のある時、お気軽にご覧いただけると幸いです。

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999: Creedence Clearwater Revival / Someday Never Comes

CCRからもう1曲。 わずか4年ちょっとの間に、7枚のアルバムをリリースし、12枚のトップ40シングル(両A面を別々にカウントすれば16曲)を送り出したヒットメイカーのCCR。 その最後のシングルとなったのが、アルバム『マルディ・グラ』(US12位)収録のこの曲(US25位)でした。 両親と自身の離婚という重いテーマの曲ですが、ジョン・フォガティのヴォーカルに引き込まれます。 「『いつか』なんて来ないのさ」というタイトルですが、おかげさまで、この記事は記念すべき1000回にたどり着く時が来そうです!

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998: Creedence Clearwater Revival / Down On The Corner

今日も「ボーイ」つながりです。 1969年にリリースされた、CCRの4thアルバム『ウィリー・アンド・ザ・プア・ボーイズ』(US3位/UK10位)は、元々は、街角で演奏する架空のジャグ・バンドに彼らが扮するというコンセプトで作られる予定でした。(こんなところにまで、ビートルズの影響が…おそるべし) そのコンセプトは実現しませんでしたが、ジャケットはその名残を留めています。 シングルカットされたこの曲(US3位/UK31位)は、「幻のコンセプト」を紹介するような歌詞ですが、そんな話抜きにして、印象的なリフは最高です。 改めて、ジョン・フォガティは良いソングライターだなぁ~、と思います。

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997: Baltimora / Tarzan Boy

「ボーイ」つながりです。 イタリア出身のグループ、バルティモラが1985年に放ったヒットがこの曲(US13位/UK3位)。 一曲を通じて繰り返されるターザンの叫び声は、一度聴いたら耳にこびりついて離れない、絶大なるインパクトがありました。 ヨーロッパではこの曲以外にもヒット曲があるようですが、まあ基本的には「一発屋」と呼んで差し支えないでしょう。

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996: Don Henley / The Boys Of Summer

「夏の終わり」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのがこの曲。 ドン・ヘンリーが、1984年にリリースした2ndソロ・アルバム『ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト』(US13位/UK14位)から、1stシングルとしてカットされたのがこの曲でした(US5位/UK12位)。 ドラムマシン(LinnDrum)の淡々としたビートが実に印象的です。彼自身、ドラマーなので、自分で叩くことは簡単にできたはずですが、おそらくこちらの方が良いと判断したのでしょう。 そして、当時のMTVは派手な映像が圧倒的に多かった中で、まるで古いヨーロッパ映画のようなモノクロのMVが実に新鮮でした。

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995: 井上陽水・安全地帯 / 夏の終りのハーモニー

「ワインレッドの心」と同じく井上陽水&玉置浩二のコンビが書いたヒット曲つながりです。 1986年の8月、井上陽水と安全地帯は、神宮球場でジョイント・ライブを行い、そのライブにて初披露されたのが、両者が共演したこの曲でした。 今で言うところの「コラボレーション」ということになりますが、当時、そんな洒落た言葉はほとんど使われていなかったような気がします。 今、季節は冬の終わりで、この曲とは真逆ですが、いつ聴いても美しいハーモニーだと思います。

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994: 安全地帯 / ワインレッドの心

「デンジャー・ゾーン」の真逆のバンド名です(笑)。 北海道出身のバンド、安全地帯。 デビュー後しばらくはヒット曲が出ず、玉置浩二が「売れることを狙って」書いた曲がこの曲でした(作詞は井上陽水)。 1983年11月のリリース直後は全く売れていませんでしたが、1984年に入ってからチャートを駆け上がり、3月にはオリコン1位を獲得しています。 当時、私は中学生でしたが、印象に残っているのは、やっぱり『ザ・ベストテン』でしょうか。思いっきり顔をしかめて歌う姿がインパクトありました。

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993: Kenny Loggins / Danger Zone

80年代から洋楽を聴いた私の世代には、ケニー・ロギンスは「サントラおじさん」のイメージがありました。 もちろん、実際には70年代からロギンス&メッシーナとして活動し、ドゥービーの「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」を共作するなど、実績のあるミュージシャンだったわけですが。 1984年の「フットルース」(US1位/UK6位)に次ぐ大ヒットとなったのが、映画『トップ・ガン』のサウンドトラック収録曲のこの曲(US2位/UK45位)でした。 改めて聴くと、ドラムマシンやシンセサイザーの「いかにも」といった派手なサウンドが「80年代だなぁ~」と感じさせます。 あれからもうすぐ40年...

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992: Kenny Loggins / Meet Me Half Way

今日は「ミート」つながりです。 ケニー・ロギンスが1987年にリリースしたこのヒット曲(US11位)、何かの映画のサウンドトラックに収録されていたことは覚えていたのですが、どうしても思い出せませんでした。 ググってみたところ、『オーバー・ザ・トップ』ということが判明。なるほど、シルヴェスター・スタローンが腕相撲(もとい、アームレスリング)やってましたね。 このサントラに収録されていた、チープ・トリックのロビン・ザンダーが歌う「イン・ディス・カントリー」が、F1のTV中継のエンディングに使われていたことを覚えています。

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991: Fairport Convention / Meet On The Ledge

フェアポートからもう1曲。 1969年1月にリリースした2ndアルバム『ホワット・ウィー・ディド・オン・アワ・ホリデイズ』は、その後のフォークロック路線が示されたアルバムとなりました。前作に参加していたジュディ・ダイブルが脱退し、このアルバムからサンディ・デニーが参加しています。 あまり注目されることの少ない作品ではありますが、ディランやジョニ・ミッチェルのカヴァー、彼らのオリジナル、そしてトラディショナルと、楽曲の幅広さという点ではこの作品が一番かも知れません。(その分、統一感に欠ける、と評価されているのか...) リチャード・トンプソンが書いたこの曲では、イアン・マシューズと彼女がヴォーカルを分け合っています。 この曲、彼らのコンサートの定番曲で、セットの最後に演奏され、「もうアンコールは無い」という暗黙の合図になっているようです。

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990: Fairport Convention / Autopsy

サンディ・デニーが一番輝いていたのは、フェアポート・コンヴェンションに参加していた1969年だと思っています。 この年、フェアポートは3枚のアルバムをリリースしていますが、『アンハーフブリッキング』はそのうちの2枚目として、7月にリリースされています。 サンディとリチャード・トンプソンのオリジナルが2曲ずつ、ディランのカヴァーが3曲、そしてトラディショナル・ソングが1曲という構成なのですが、曲のバラエティが豊かで、何度聴いても飽きのこない名盤です。 サンディが書いたこの曲は、いきなり5拍子で始まるのですが、違和感なく聴けるのはアレンジの秀逸さゆえでしょう。 ちなみにタイトルは「剖検、検死解剖」という意味のようです。

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989: Sandy Denny / Like An Old Fashioned Waltz

「オールド・ファッションド」つながりです。 1974年にサンディ・デニーがリリースしたアルバム『オールド・ファッションド・ワルツ』は、従来のフォーク・ロック・サウンドに、ジャズやポップスの要素を取り込んだ作品となりました。 タイトル曲のこの曲は、その名の通り、ワルツ風のリズムが心地良いナンバーでした。 個人的には、一番好きな女性ヴォーカリストなのですが、ソロではほとんど陽の目を見なかったことが惜しまれます。

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988: Three Dog Night / An Old Fashioned Love Song

この歌もスリー・ドッグ・ナイトの代表曲です。 1971年リリースのアルバム『ハーモニー』(US8位)からの1stシングルとしてカットされ、US4位のヒットを記録しています。 「old fashioned」は「古臭い、時代遅れの」という意味ですが、「昔からずっと変わらない」という肯定的な意味で使われることもあるようです。 この曲のソングライターであるポール・ウィリアムズは、当時「昔ながらのラブソング」を歌って、ヒットを連発していたカーペンターズのために、この曲を書いたと言われています。しかし、リチャード・カーペンターに断られたため、スリー・ドッグ・ナイトのレパートリーとなりました。 もしカーペンターズがレコーディングしていたら、どんなアレンジになっていたか、聴いてみたかったところです。

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987: Three Dog Night / Joy To The World

ビーチ・ボーイズ「ダーリン」は、この時期の彼らにしては、妙にポップな印象を受けます。 それもそのはず、元々は自分たち用ではなく、友人のダニー・ハットンが参加するグループ、レッドウッドに提供するつもりで書かれた曲でした。 そのグループは、スリー・ドッグ・ナイトと改名し、1968年にデビューすると、わずか6-7年の間に21曲ものUSトップ40ヒットを量産することになります。 この曲は1971年にUSナンバー1に輝いた彼らの代表曲(UK24位)。一度聴いたら耳に残るインパクトは「これぞポップス」と言った感じです。