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流体力学【Fluid Dynamics】

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流れに任せフラフラと、自由気ままに好きな曲を選曲していきます。
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記事一覧

1039: The Bangles / If She Knew What She Wants

シンディ・ローパー「オール・スルー・ザ・ナイト」のジュールズ・シアーが書いた、もう1曲のUSトップ40入りしたナンバーがこの曲。
バングルスが1986年にリリースしたアルバム『シルバースクリーンの妖精』(US2位/UK3位)からは、「マニック・マンデー」と「エジプシャン」というビッグヒットが生まれていますが、2曲の間にリリースされていたシングルがこの曲でした。
スザンナ・ホフスと他の3人のコール&
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1038: Cyndi Lauper / All Through The Night

こちらも「一晩中」と言う意味(のハズ)。
1983年にリリースされた、シンディ・ローパーの1stアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』(US4位/UK16位)は、当時、リアルタイムでよく聴いたアルバムでした。
アルバムからの4thシングルとしてカットされたこの曲(US5位/UK64位)、大ヒットしたことは覚えているのですが、この時代の曲にしては珍しく、MVの記憶が全くありません。
なぜだろうと
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1037: Lionel Richie / All Night Long (All Night)

「一日中」からさらに短くなって「一晩中」です。
コモドアーズのメンバーだったライオネル・リッチーが、1983年にリリースした2ndソロアルバム『オール・ナイト・ロング』(US1位/UK1位)から、1stシングルとしてリリースされたのがこの曲(US1位/UK2位)でした。
このアルバムからカットされた5枚のシングルは、すべてUSトップ10入り。
さらにグラミーでは、『ボーン・イン・ザ・USA』や『パ
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1036: New Order / All Day Long

「夏の間ずっと」は結構長いですが、「一日中」だとだいぶ身近になります。
ニュー・オーダーが1986年にリリースした『ブラザーフッド』(UK9位/US117位)は、名曲「ビザール・ラヴ・トライアングル」を収録していたアルバム。
アルバムでは、その「ビザール」の次に収録されていたのがこの曲。
ワーグナー『ラインの黄金』のプレリュードからフレーズを借用しているらしいのですが、残念ながら、私、原曲を知らな
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1035: The Beach Boys / All Summer Long

「サマー」と言えば、日本ではTUBE、USだとザ・ビーチ・ボーイズ!
ザ・ビーチ・ボーイズが1964年にリリースした『オール・サマー・ロング』(US4位/UK9位)からは、「アイ・ゲット・アラウンド」が初のUSナンバー1となり、西海岸の「サーフィン・バンド」から、USを代表する大物バンドへと変貌していく、ターニングポイントとなったアルバムでした。
この曲はアルバムのタイトル曲ですが、完璧なコーラス
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1034: Peter Nero / Theme From "Summer Of '42"

「××年の夏」シリーズの親玉は、きっとこの曲です。
1971年の映画『おもいでの夏』は、思春期の少年のひと夏の経験を描いた、まあ、ある種「お約束」の作品。(見てないから分かりませんが)
この映画のサウンドトラックを手掛けたのは、フランスが誇る名作曲家、ミシェル・ルグランで、アカデミー賞で作曲賞を受賞しています。
映画のエンド・タイトル曲「夏が知っている」は、様々なミュージシャンにカヴァーされ、ポッ
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1033: Pink Floyd / Summer '68

ブライアン・アダムスより、1年前の夏を歌ったのがこの歌。
ピンク・フロイドが1970年にリリースした『原子心母』(UK1位/US55位)は、彼らをプログレの雄として世に知らしめるきっかけとなったアルバム。
このアルバムで話題に挙がるのは、A面を占める組曲形式のタイトルナンバーか、あとはジャケットの「牛」(名前はルルベル3世)がほとんどですが、B面に収録された曲も、それぞれメンバーの個性が出た、味わ
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1032: Bryan Adams / Summer Of '69

当時、アルバム『レックレス』で一番好きだったのは、この曲でした。
大ヒットした「ヘヴン」の次のシングルとしてカットされ、US5位のヒットを記録しています(UK42位)。
彼は1959年生まれなので、1969年の夏はまだ10歳前後。歌詞に描かれた想い出すべてが10歳のものとは思えないですが、まあ何にせよ、最高の「胸キュン(←死語)」青春ソングです。

1031: Bryan Adams / Heaven

カナダと「ヘヴン」つながりです。
ブライアン・アダムスが1984年にリリースしたアルバム『レックレス』(US1位/UK7位)。私、当時中学生で、よく聴いていました。
3枚目のシングルとしてカットされたこの曲で、初のUS1位を獲得するわけですが(UK38位)、「カナダのロック小僧」のイメージが似合わないこのバラードナンバーは、正直言うとあまり好きではありませんでした。
そういう曲に限って大ヒットする
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1030: Loverboy / Heaven In Your Eyes

「イン・ユア・アイズ」つながりは多いですね~
これまでにも何度か登場したヒット曲の玉手箱、『トップ・ガン』のサウンドトラック。
カナダのロックバンド、ラヴァーボーイによるこの曲(US12位)も収録されていました。
「君の瞳の中に天国が見えるよ」という、鳥肌が立ちそうなくらいサムい歌詞ですが、そこはまあ、天下の『トップガン』のサントラですから、それくらいは許されるということなんだと思います。

1029: Peter Gabriel / In Your Eyes

昨日の曲から「ロスト」をロストするとこの曲に。
ピーター・ガブリエルが1986年にリリースした『So』(UK1位/US2位)は、シングルのヒットもあり、世界中でビッグ・セールスを記録しました。
ただ、このアルバム、シングルヒットしたポップなナンバーと並んで、かなり実験的な曲も収録されており、彼が本当に世に問いたかったのは、実はこちらの方じゃなかったのかとも思えてきます。
いわゆる「ワールドビート」
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1028: Debbie Gibson / Lost In Your Eyes

この曲も「ロスト・イン」つながりです。
デビー・ギブソンが1989年にリリースした2ndアルバム『エレクトリック・ユース』(US1位/UK8位)は、彼女にとって最大のヒット作となりました。
1stシングルとなったこの曲も、同年1月にリリースされると、通算2枚目のUS1位を獲得しています(UK34位)。
1970年8月生まれということは、アルバムリリース当時、まだ18歳。作詞・作曲・プロデュースもこ
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1027: Air Supply / Lost In Love

「ロスト・イン」つながりと言えば、やっぱりこの曲です。
エア・サプライの代表曲であるこの曲、まず1979年にオーストラリアでリリースし、最高位13位を記録します。
ここで終わっていれば、単なるローカルヒットだったのですが、1980年にUSでリリースすると、これがTop100で3位、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位の大ヒットを記録することになります。
この曲を収録した同名のアルバムからは
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1026: The Clash / Lost In The Supermarket

フォリナーで同名ミュージシャンと言えば、「ミック・ジョーンズ」も該当します。そう、ザ・クラッシュのギタリストも、ミック・ジョーンズ。
ザ・クラッシュの3rdアルバム『ロンドン・コーリング』(UK9位/US27位)は、ロンドン・パンクを代表する1枚。
パンクロック真っ只中の作品ではあるのですが、パンク以降、つまり「ポスト・パンク」を意識したサウンドが印象的で、ミック・ジョーンズがリード・ヴォーカルを
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