332: Grand Funk Railroad / We're An American Band

トッド・ラングレンは、ミュージシャンとしてのみならず、エンジニアやプロデューサーとしても活躍する、多彩なキャリアの持ち主です。
プロデュース作品も数多くありますが、ここではグランド・ファンク・レイルロードの代表曲であるこの曲を取りあげました。
1969年のデビュー当時はバリバリのハードロック(当時風に言えば「ヘヴィーロック」)バンドだった彼らですが、サウンドは徐々にポップ寄りになり、バンド名もグランド・ファンクに短縮します。
そして、プロデューサーにトッドを迎えた1973年のアルバム『アメリカン・バンド』はUS2位の大ヒットを記録。
シングルカットされたこのタイトル曲は、グループ初となるUSナンバー1を獲得し、まさにUSを代表する「アメリカン・バンド」となります。
この曲、ドラマーのドン・ブリューワーが歌っているのですが、ヴォーカルもさることながら、ドラムスで始まるイントロも実に印象的です。
練習スタジオに入った時にカウベルが置いてあると、思わずこのイントロを叩きたくなる気持ちは、ドラマー経験者ならご理解いただけるのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?