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これからの子育てに大切なこと

みなさん、こんにちは。本日はこれからの子育てに大切なこと、と題して記事を書きたいと思います。みなさん、自身の子供に対してこうなって欲しいといった願望は少なからずあると思います。でも、野球選手になって欲しいとか、フィギュアスケートの選手になって欲しい、といった願望を持っている親は少ないでしょう。

どうしてでしょうか?それはなれる確率が極めて低い上に、その上さらになった後でも苛烈な競争にさらされ、成功できる人はほんの一握りだからです。野球でいえば、一軍選手で試合に出続けられる人は間違いなく成功者と言えますが、さすがに大谷選手のようなレベルを求める人はまずいません。

ここで、こんな特殊な例を持ち出すまでもなく、一般家庭に生まれた子供を一人前に育てあげるために、何が必要か考えてみます。以下全て私見であり、明確な答えはありません。特に誰かの言葉を引用するわけでもなく、自分なりに成功者や勝ち組と呼べなくても、確実に質素に安定して生きられる方法を考えてみたいと思っています。

まず、私には一人娘がいます。一人とはいえ、そこまで収入があるわけでもないので、使えるお金は限られています。そんな中でも娘を一人前に育て上げたいという目標があります。ではどうやって育てるのか。

まず、社会情勢、周りの環境、その他個人の能力等考えるべきことは山のようにあります。そんな中で、特に気を付けたいことがあります。それは決して押し付けではなく、本人の意思を尊重すること、やれ、といった命令ではなく、自然と興味を持ってもらえるように仕向けることを私自身心がけています。

具体的な例を挙げましょう。まず、勉強についてです。理想論ではありますが、私は勉強については、テストで言えば、60点取れれば御の字だと思っています。親なら子供に100点を取って欲しい、と考える人も多いでしょう。しかし、私はあえて100点は目指さないように指導します。なぜか?それは大学の評価基準で言えば、80点以上取れれば「優」評価が得られ、それ以上の点数を取る必要はないからです。60点を80点にするために必要な時間と、80点を100点にするために必要な労力では必要な時間が全然違うからです。

ここで、最も大事なことは、合格ラインを突破することであり、満点を取ることではないことです。満点を目指す必要がある人は、大学を主席で卒業する目標がある人と、給付型の奨学金をもらっている人だけだと私は考えます。しかし、こんな条件の厳しいものの中で勉強していてもはっきり言ってつまらないでしょう。であれば、合格さえすれば、その後は先に進めるため、下手なこだわりは捨て、可もなく不可もなくといった状態を維持できれば、十分に生き残っていけるというのが私見です。

まあ、もっともすべての教科を60点で済ませるというのは少し寂しい気がします。やはり、人間一つくらい他の誰にも負けない、自分だけの価値は持ちたいものです。であれば、一分野については100点を目指してもいいけど、全科目で目指す必要はないということです。私が60点でいい、と感じた最大の理由が国家試験の合格ラインです。大体の試験の合格ラインは6割です。であれば、合格、不合格のゼロサムである以上、合格さえすれば良いと考えています。もう一つ重要なのは、試験に合格することではありません。試験に合格した上で、実務経験を積むことがこの上なく大事だからです。

よく、資格試験に合格したから、それで終わりみたいな人いますけど、資格持っているだけでは何の役にも立ちません。資格試験に合格した、ということは、頭がよく、努力を怠らなかった証拠ではありますが、本当に大事なのは実務経験です。例えば、医師免許を持っていても、現場で治療等行えなければ何の意味もありません。

なので、合格した上で、その後どうやって実務経験を積んでいくかが、如何に大事であるかがお分かりいただけたと思います。あくまで、試験に合格できたということは、それで仕事ができる人になったわけではなく、仕事をする上でスタート地点に立てる資格を得ただけにすぎませんから。私自身いくつかの試験に合格し、何個も資格を持っていますが、実務経験を積んだものは、ないに等しいです。唯一良かったことは努力した甲斐があった、という自己満足に浸れることぐらいです。

さて、今後自分の娘にこうなって欲しいという願望を述べます。まず、勉強に関して言えば、課題や宿題はそつなくこなし、あとは友達とたくさん遊んで、社会性や人間性を身に着けてもらいたいと思っています。そのため、本人が希望しない限り、塾や習い事をさせるつもりはありません。また、友達と遊びながら、宿題等課題を突破していかなければならないため、時間配分が自分でできるようになってほしいと思っています。

私自身は両親に宿題を終わらせてから遊びに行きなさい、とよく言われました。しかし、私は先に遊ばせて、帰って来てから宿題を片付けても十分間に合うはずだし、むしろ、友達と遊べる時間は夕方の極一部に限られるため、早い時間に遊ばせて、夜になってから勉強をやった方が、人間性の向上と社会性を育むために必要と感じるからです。

そのため、本人が希望しない限り、塾や習い事で時間やお金を浪費してほしくないと感じています。友達より、テストの点が低くたって問題ありません。大事なのは合格か不合格か否かです。また、小学校は義務教育のため、嫌々やらされるものです。だったら、面倒なことは要領よく片付けてしまうことの方が、大事だと思います。そんなことしたら、何もかも中途半端に終わるのではないか、と思ったあなた。何も私は全教科が60点で良いとは言っていません。一つの分野だけでいい、尖ったものが一つでもあれば、その人の魅力はきっと開花するでしょう。

以上が私の教育方針になります。優先順位をつけて、この分野だけは他の人が真似できない、自分だけの良さを身に着けること。社会性や人格を磨き、人望のある人物になって欲しい、ただそれだけです。厳しい競争に勝つことも、お受験などで勉強漬けになることは決して望みません。

極端なこと言えば、生物にとって最も大事なことは、生存して子孫を残すこと。今の社会でいう生存とは、一定の経済力を持ち、長きに亘って安定し、食べていけることが一番大事だと思います。塾に通わすことよりも、手に職をつけさせることの方が大事だと思います。

長くなりましたが、今後は優先順位をつけて子育てをしていかなければならないと思います。また、子供が生き残っていく上で、最も大切なことは人望であり、学力ではありません。人望のあるあの人のためなら、できることは何でもしてあげたいと思ってもらえるようになれば、最高です。勉強は義務教育という課題さえクリアできればそれでいいです。子供に過度の期待をかけて潰すのではなく、友達とたくさん遊ばせて、人間性を育ませることの方がずっと大事だと感じます。

私は決して、いい大学に入り、いい会社に就職し、勤め上げるといった昔のステレオタイプ的な子育てはしたくありません。困ったときに助けてもらえる人を作ること。人を信頼し、信頼される人になること、手に職をつけて、食べ続けられるようになること、などが重要だと思います。

そんなわけで、今後もまた、子育てと、自分なりの哲学についても話して行きたいと思います。もし、子供に勉強させたいと思うなら、勉強しろ、と言うのではなく、親が黙々と勉強する姿を子供に見せて、子供が自然と勉強したい、と思ってくれるまで、模範を見せることの方が大事だと思います。

最後にまとめます。子供は親の姿を見て育ちます。子供を理想的に育てたいと思うなら、まず親が率先して、見本を見せることを頑張ってみてください。幸い私は勉強することは好きです。分野はいろいろありますが、決して使いたくない言葉が「勉強しろ」です。そんなこと言っていないで、親自身が勉強している姿を見せて、楽しそうに勉強していれば、子供も自然と勉強するようになります。それでも子供が勉強するのが辛いと言って来たならば、60点だけ取れればいい。合格だけして、卒業さえできればあとは自由になれる、といった形で教えたいと思います。少なくとも義務教育といって、子供は嫌でも学校に行かなければなりません。だったら、そこは楽させてあげたいです。高望みなどしなくていいから、追試だけはならないようにすればいい、と教えるでしょう。

また、今後は教育や子育てにもしなければならないことが山のようにあります。かつてとは違って、紙での学習だけでなく、デジタルの学習、例えば、パソコンを使った学習も多く取り入れられるでしょう。そんなとき、親が頼りにならなければ、子供からの信頼は得られません。先回りして、タブレットの使い方など、親自身が勉強しておく必要があります。アナログとデジタルの両方を勉強せねばならなくなった今の子供は大変だと思います。それなら、時間配分に気を付け、何が大事なのか、優先順位をつけて子育てをしていきたいと思っています。

では長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。今後とも子育てについての記事、私見をどんどん述べていきたいと思います。

サポートしていただいたお金は子供の学費のため貯金します。一人でも多くの人が学べる機会を得られるように、お互いサポートしていきましょう。みなさんに感謝しています。