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松茸は食べないのに

みなさんおはようございます。まだ秋には早いですが、今年も松茸が食べたい私です。そんなキノコ大好き人間の私ですが、理解に苦しむことが昔あったので、ここで紹介したいと思います。

その前にみなさんは松茸は好きですか?好きと答える方の理由の大半はあの香りにあるかと思います。しかし、世界は広い。あの香りが大嫌いという国民もいます。特に北欧諸国でその傾向が顕著です。フィンランドなんかではあの香りは、軍人の靴の中のニオイと言われてかなり嫌われるニオイだそうです。また北米なんかでもそんな話を聞いたことがあります。まあそのおかげでカナダとかで採れる松茸を日本に送ってくれているので、日本人としてはありがたい限りですが。

そんなフィンランドでのキノコ事情ですが、日本人の私からしたら彼らもあり得ないことをしています。なんとあの猛毒キノコとして有名なシャグマアミガサタケというキノコを食べているというのです。猛毒キノコなんか食べられるのか、という疑問を持ったあなた、それはいい疑問です。なんと、彼らは煮沸して、何度もそのお湯を捨てて茹で直すことで完全に毒抜きをする技術を持っています。しかしその技術はかなり高等なもので、やり方を誤ったら死ぬこともあるそうです。そのため、素人が真似しないように、販売者にはマニュアルを配布することが義務付けられているそうです。しかも、外国人向けに外国語での注意書きもあるとか。驚いたことに日本語バージョンもあるようです。

まあ本当に世界は広いもので、ある国では忌み嫌われる物でも、他の国であればご馳走であるなんてことはよくあります。よくよく考えたら、日本人だってフグを食べます。あれこそあり得ないものですね。毒性でみたら、シャグマアミガサタケなど比較にならないほどフグ毒はキツイものです。まあ日本ではフグを調理するのには免許が必要ですが。まあフィンランドでは市場に普通に転がっていると聞いたので、やはりお国柄が出ますね。

そんな面白いことがいっぱいの世界事情でした。最後にシャグマアミガサタケがどんなキノコなのか写真を載せます。結構グロい見た目をしています。これなら間違えて食べることもないでしょう。あとこのキノコは珍しいことに日本では秋ではなく、春に出没するキノコです。話を戻すけど、松茸食べたいなぁ。


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