Vtuberの可能性
やあ、良い子のみんな。
良い子のみんなは推しのVtuberはいるかな?
私はといえばVtuberの事はあまり知らないのだが、とりあえずマイリストに登録してるのがこのひと。
初配信で履歴書、住民票を公開しただけでは飽き足らず、「私の内面を見てほしい」と言って胃カメラの画像を公開し、自分の体内を見せつけたという伝説の女である。
Vtuberといえば、このぶっ飛んだお嬢様しか私は知らなかったのだが、最近になって気になるニューフェイスが現れた。
儒烏風亭らでん。(じゅうふうてい・らでん)
落語家みたいな名前だが事実、落語や美術に造形が深い。ちなみに酒、タバコ、パチスロ好きである。
驚いたのは、美術鑑賞の仕方や印象派のモネについて語っていた事だ。しかもかなり分かりやすく専門的に。
私の憶測で恐縮だが、今までのVtuberの活動というと、歌、ゲーム実況、雑談、他者とのコラボなどだろうか。
しかし、らでん嬢が画期的なのは、特定の分野に対して高い素養があり、専門的な講義ができる事ではないか。
つまり視聴者の「知的好奇心を満たせる」という強力な武器をもっているということ。
他の例を出して考えてみよう。
例えば、数学にめちゃくちゃ強いVtuberが出てきたとしよう。このVtuberがフェルマーの最終定理を分かりやすく解説できたらどうか。
英語、スペイン語、中国語など外国語に強いVtuberが、文法や発音について解説できたらどうか。
スポーツ理論に詳しいVtuberが、オリンピックやサッカーワールドカップの映像を元に、選手のプレイについて深く語れたらどうか。
株式投資に詳しいVtuberが、つみたてNISAやチャート分析、企業研究、ウォーレン・バフェットについて熱心に語れたらどうなる?
これはひょっとすると、「授業料を取れる」のではないか。
もっと言うなら、特定の分野に詳しいVtuberを多数集めれば、、、
大学ができる。
講義は全て配信方式で、スマホやPCで受講する。授業料はサブスクで、多数ある講義を好きな時に好きなだけ何度でも聴ける。レポートは無し。試験で高得点を取ると、限定Vtuberグッズをプレゼント、、、。
あれ? 冗談で書き始めたのに、意外と、、なんか本当に大学もどきができるんじゃね?
いや、大学は大げさでも、予備校や塾とコラボする事は可能になるのではないか?
予備校も私立大学も、結局のところビジネスだ。Vtuberを講師として登用すれば、世間の注目を集めやすいだろう。
さらに自動翻訳AIで外国語の字幕をつければ、海外の学生たちもターゲットにできる。
いや、学生だけでなく、幅広い客層が期待できる。
少子化が進む日本では、どんどん学生の数が減っている。それを大学や塾が取り合っているのが実情だろう。
しかし海外のマーケットが開ければ、日本が少子化であろうと収益は伸びるのではないか?
もちろんこれには、どこへ出しても恥ずかしくない質の高い講義が求められるが、これをクリアするのは時間の問題だと思う。
問題なのは、、、
儒烏風亭らでん嬢が、講義を始める前に
「お酒を飲みまぁす!」
などと言いはじめないかという事だ。
まあ、それはそれで、、、。
いいかも。
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