卵10個オムライス!
閉幕したパリ五輪のニュースを聞くたびに、
なんだか憂鬱な気分になっていた。
エアコンも無く、選手たちの食事さえまともに用意できないとは酷い運営じゃないか。近年まれに見る酷さだと思う。
自国フランスに有利になるよう、わざと選手村の食事を粗末にしたんじゃねぇのぉ?などと、私は邪推してしまう。
では逆を考えてみよう。
次のロス五輪では「五輪史上最高の選手村」を作ってみてはどうだろうか。
ドナルド・トランプが大統領選に勝てば、ロス五輪に気合いが入りそうである。
なんせトランプ氏は実業家である。
国のリーダーとしても、実業家としても、世界中で話題になるオリンピックという大イベントに金を出し惜しむような人間とは思えない。
最高の料理が24時間食べ放題はもちろん、
スポーツ専門のマッサージ師とボディガードが常駐。温泉、サウナ、エステ、プール、カラオケ、Wi-Fi、各種プロテインを無料で利用可、とかね。
私は冗談で書いているけど、本当にやりそうで怖いんだよなこの人は。
さて、肝心なのはやはり料理である。
アスリートにはタンパク質が必要だ。
大谷翔平選手が一日にゆで卵を10個食べるらしいというのは有名な話だが、常人にはとても真似できそうにない。
だったら、スポーツ選手がなんとかして卵10個を食べる工夫は無いだろうか?
ある。
卵10個使用したオムライスである。
ただし、ゆで卵、卵焼き、目玉焼き、オムレツを使用したオムライスである。
よし。
詳しく説明しよう。
私の画力に驚きたまえ!
こんな感じだ。
どうだ、分かったか?
理解が及ばない読者様を置き去りにして、さっそく作っていくぞ!
つまり、色んな卵料理を上に上に重ねていくって訳ですね。
まずはご飯と、燻製卵。
次にその上からネギとジャコの卵焼き。
さらにオムライスの上にかかっている、
ふわとろのオムレツ。
そして目玉焼き。
卵10個でも、調理法、味付け、具材、食感などが違えば食えるはず!
よし、食っていくぞ!
調味料はケチャップだけではなく、醤油とタルタルソースも用意した。
いただきます。
すごい。
ネタ料理とは思えない。
量は多いが、ちゃんと美味い。
ご馳走様でした。
意外というか、信じられない事に、卵10個と200gのご飯が簡単に食える。
やはり調理法、食感、具材、調味料で変化をつければ、卵10個などお手軽ランチパックなのだ!
しかし、ただ闇雲に卵料理を重ねたのではなく、ゆで卵は香りを際立たせるためにコンビニで「くんたま」を買ったし、卵焼きは塩と胡椒のみで砂糖を使わずにキリッと仕上げ、オムレツにはピザ用チーズを混ぜてバターも溶かした。
これでも味わいと香りに差別化を図ろうと考えた結果なのである。
アスリートの皆さん!
この「卵10個オムライス」食べませんか?
私、シェフとしてロス五輪の選手村に出張いたします!
なんだか三つ目のモンスターが手を広げているようにも見えるが、まぁ気のせいだよね。
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