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今考える、幸せのカタチ。

この記事は、 CoachingLife Advent Calendar2023の24日目の記事です。


『アドベントカレンダー』という、私にとっては馴染みのないものに参加してみた。お話をいただいてから1ヶ月。何を書こうか、色々考えていたけれどなかなか決まらず。なんだか、私の優柔不断な性格がそのまま現れているような笑

こういう時は「流れに身を任せる」と決めているので、今素直に書いてみたいことを、ただただ書いてみようと思う。

虚像にただただ執着していた


最近ずっと考えていること。

1人1人の幸せのカタチって何だろう?

この問いに向き合う。最近は、そんな毎日。


少し過去の話をさせてほしい。

私は今から2年ほど前に大学に入学した。

都会に出ること。
有名企業に入ること。
たくさんのお金を稼ぐこと。

どこかそんなキラキラした世界に、憧れを持っていた。
というのも、自分は第1志望の大学に合格することができなかった。今は特になんとも思っていないけれど、中高時代の過ごし方の後悔はとても残っている。「就活の時に少しでも良いガクチカを伝えられるように頑張って、とにかく見返したる!」なんてことを思っていたような気がする。当時は今ほど、言語化できていなかったけれど。

何か人よりもすごいことがしたくて。何か結果を残したくて。何か周りを驚かせたくて色々やった。

Web記事を書いてみた。
ビジコンに出てみた。
インターンをしてみた。
プログラミングをやってみた。
大学の自治会を運営してみた。
海外の大学生と交流してみた。
貧困問題を解決するプログラムに参加してみた。
小学生向けの授業を作ってみた。
キャリアコミュニティに入ってみた。
ボランティアサークルに入ってみた。

色々やってみた。なんか就活に良いと思われそうな、周りからすごいと思ってもらえそうな、そんなことを。

しかし…

心がぽっかり空く、いつも満たされない自分がいた。やればやるほど、意味を見出すことができなくなって、中途半端で終わってしまうことばかりだった。何だかよくわからないけれど、意味のないことをしているのではないかと不安になった。一緒にやる仲間に何も言えずに、フェードアウトすることともしょっちゅうだった。

「これだけ色々やっているけれど、どうしてモヤモヤばかりするんだろう…?」
「好きなことをやっているはずなのに、なぜ熱中することできないんだろう…?」

そんな不思議な感情が湧き起こって、それがいつしか悩みになって、それが最後は心の負担になって。過ぎ去っていく日々を、遠くから見ているような感覚が、ただただ辛くなっていった。

今振り返れば、憧れのキラキラした世界に飛び込んでみたいという、今思えば訳のわからない「虚像」に、苦しめられていたのだと思う。

2つの旅が、私の生きる道を教えてくれた。


そんな私が変わるきっかけになったのは、2つの旅だった。

この2つの旅に関しては、語ると止まらない。今後この2つのテーマで、noteを書いてみようと思う。

一言で紹介すると…
1つ目の旅は、「海外初1人旅で、東南アジアを2週間回った」というもの。2つ目の旅は、「ロールモデルの息遣いを感じる1週間の旅に出た」というもの。

家に帰ることなく2つ続けての旅。3週間を使った長旅だ。この2つの旅は、私の人生に対するスタンスを180°変変えてくれた。


この旅を通して分かったこと。
それは、

1人1人幸せのカタチは違っていて、誰でも自分が信じる道を歩むことができる

という、この一言に尽きる。

この気づきが自分の中で見えたとき、私は救われたような気がした。言葉だけ見ると薄っぺらい。本やネット記事で同じようなことを言おうとしているものは何度も読んでいたから、理解しているつもりでいた。でも、やっぱり旅に出てから、「自分はどう生きても良いんだ」ということを肌で感じることができた。

ここから少しずつ、私は「心の声に耳を澄ませる」という、セルフコーチング的な観点から自分と向き合うアプローチを始めてみた。

「自分がただやってみたいこと。周りに何と言われようともやってみたいことって何だろう?」

と聞いてみた。すると、答えは自ずと出てきた。

それが、

・人のキャリアを応援したい
・地方の学生の可能性を、花開かせたい

という2つだった。

これから叶える夢


それから。

この2つを軸に活動にのめり込むように注力していける自分に出会うことができた。

1つ目の、『キャリア支援』という文脈。キャリアコーチングを提供する会社でインターンさせてもらったり、コーチングを学んでみたり、大学生向けのキャリアオンラインイベントをやったり、高校生向けのキャリア教育について勉強したり。

もう1つの「地方」という文脈。自分が地方にいるということがきっかけだったと思う。県内学生に情報発信するサークルに所属して企業と学生がより良い関係性を築けるような仕組み作りをしたり、地元の中小企業や大学を巻き込んだイベントを運営したりしている。

もちろん、うまくいかないことも多い。けれど、自分がやりたいということに正直でいるからこそ、充実感を持って活動できている。何より、これからどのように飛躍していくか、とても楽しみなのが本当に嬉しい。


あの頃描いていた虚像。

今は、
地方に住んでみること。
中小企業に関わってみること。
必要最低限のリソースで暮らしてみること。

どれも1つの選択肢として、私の視野には入っている。
当時からしたら、信じられないぐらい価値観は変わった。

日々、

どんな生活や仕事をしたら、自分は幸せなんだろう?


そんな理想のライフスタイルを考えることが、楽しみだ。


私には夢がある。それは、

全ての人が、自分の人生を自分で決めて自分の力で幸せになる勇気を持てる世界。

誰かの声に左右されることなく。誰かの行動に左右されることなく。「これだ!」と思った答えが、例え前例のないことだったとしても、その想いを尊重して、その人らしい道を進んでいく。そんな人を増やしていきたいと心から思う。

そのために、まずは自分が自分軸を持って自分の行きたい世界を歩みたいし、その背中を見せていく。そんなきっかけを自ら作っていくことが必要。

それが今の自分のテーマだ。

誰かと違うということ


最近、仲良くさせてもらっているNPO法人の代表の方から、こんな言葉をいただいた。

「どんどん人と違うことをやりなよ。違うことやった方が良い。不安になるかもだけど、その方が人生絶対面白くなるから。」

彼にとっては些細な一言かもしれない。けれど、私の脳裏には深く焼き付いている。人と違っていいじゃない。誰かの後を追うんじゃなく、自分にしかない道を歩んでいこうじゃないか。その先に、きっと自分にしかわからない、幸せのカタチが見つかると思う。今日もそんなことを思いながら、白く色づき始めた北アルプスの壮大な山々を眺めて奮闘します。

人生、ホントこれからです。




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