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やっぱり台湾好きだなと思った一日【2023.09.02】

前日5時間くらいぶっ続けの立ち作業があったので、音楽を流しながら足の筋肉をほぐしていく、そんな1日の始まり。ケアは大切ですね。

色々あった平日を過ごして土曜日。
今日は人にも会わず、ずっと家に籠ると決めていました。

人と会わず、一人でいる時間が自分には必要なことをようやく理解したというか、性格診断などでとやっぱりそう出た。
まあ、今までも感覚的に分かってはいてそうしていたけれども、やはり客観的な指標で示されたり、病気のように名前がつくと落ち着くこともある。

まだ言葉で形容されていないものやことってどんなことがあるだろう?


おととい街を歩いているとあちこちでお供えのようなものが外に置かれているのを目にしました。
『台湾を知るための72章』で読んだ「好兄弟」関係のものかなと思いながらインスタグラムのストーリーでこれは何かを聞いてみたところ、台湾人のお友達20人超から返信がありました。優しすぎる。

おととい8/30は旧暦の7/15で「中元節」でした。
旧暦の7月は「鬼月」となっており、旧暦7/1に台湾各地の廟で門が開いて地獄から鬼(グエイ)という霊/お化けにあたる存在たちが出てきます。

日本でもお盆に祖先が帰ってくるということですが、それとは違い彼らは帰る場所がありません。
そうして鬼になってしまった霊/お化けたちを「好兄弟」と言います。
「好」の文字はあっても決して良い霊では無い模様で、人を食べてしまおうとしたりするそうです。

なのでこの時期には海に近づかない方がいい、夜遅くに外にいない方がいいなどのしない方がいいことがあります。

そんな怖い印象ばかりの時期ですが、怖がるばかりではなく、今回僕が見かけたように、旧暦の7/15中元普渡の日にお供えとして食べ物をテーブルの上に並べ、またお金を送るという意味で紙幣を燃やし、彼らに満足してもらうということをする模様です。

なるほど、そのおかげで僕はバイトでこの時期に何日も遅く帰ってきても何もなく帰ってこれていたのかもしれません。ありがとうございます!
とは言ったもののその門が閉まるのは旧暦の7/30でもう少しあるのであと一週間くらいのバイト帰りが少し怖いです。
知ってしまった方が怖いこともありますよね。

そんな文化・習俗があるのだなと知ることができました。
もっとこういうことを台湾にいるうちに知っていけたらいいなと思います。


そして夕方にお気に入りと化したフルーツ系の飲料店に行きました。
週一くらいで顔を出しているのでお店の人もこちらを認識してくれている模様。今日は飲みものを作るのを待つ間、一杯お茶をくれました。有難い。
本当にこの方素敵な人柄なのです。

そして飲み物ができてからも少しお話をしました。
「どうして台湾に来たの」とか「台湾はどうだい」とか色々話しました。

その中でも印象的だったのは、人のネットワークの話です。
台湾では日本に比べて人と人のつながりというか、助け合いの精神が強いのかなという印象を受けます。

その象徴の1つともいえるのでしょうか。
このお店はお客さんに自分の手でお金を払うのを任せています。もう少し詳しく言うと、お札はお札を入れる箱があり、もし小銭でぴったり払えない際にはお札をその箱に入れて自分でおつり分を小銭ケースから取るという具合です。つまり相手を信頼しているということ。

まだ調べたりは出来ていないけれども台湾における人々のつながりから生まれている自治体制であったり、地域経済みたいなものに注目してみたいと思いました。


話している途中で他のお客さんが来て、その人とお店の人が色々話し始めました。もうその時には僕の飲み物は出来上がっていて帰ることも出来たのですが、なんとなく残って話を聞いていたら、お店の人が「この子は日本から来てるんだよ」というのをそのお客さんに話してまた会話がスタート。
僕が日本人だからなのかは分かりませんが、こうやって初対面の人でもサッと雑談が始まるということは割とある印象です。この人と人の距離の近さがまた良かったりするんですよね。

何歳なの?と聞かれて「20歳」と答えると、「好年輕!(若い!)」と言われました。そこからどういう流れからか僕が「若いうちにやったらいいこと」を質問したところ、「やりたいことを迷わずやること」「大学生という期間はやはり時間的に柔軟な期間だからうまく使うのがいい」ということを答えてくれました。

年齢的には20歳で、同世代でも「あぁ、20歳か」みたいに何か一区切りあるような数字ではあるよかなと感じていましたが、やはりまだまだ若いことに変わりはないし、無理して背伸びしようとしたりするのではなくて、「失敗してやる!」くらいの気持ちで「限られた時間」という意識感をもって様々な行動をしていけたらなと思いました。

温かい人たちとの会話と「加油!(頑張れ~)」と背中を押してもらい、清々しく・幸せな気持ちで家への下り坂を歩いていくのでした。

にしてもここの飲み物は美味い!

好きです台湾。

#留学生のひとりごと日記


待ち時間にサービスしてくれたお茶


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