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防災 テレビのデマ•フェイクニュース対策を見て思ったこと


モロッコの地震ありましたね。犠牲者がどんどん増えていてとても心配です。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。

それからトカラ列島の群発地震も心配です。あんなに沢山地震が頻発したら、不安で夜も眠れないですよね。私なら心理的に限界だ。

台風も被害が出ていて、心配です。

話は変わって、

今日の今さっき、NHKの番組で、災害時のデマ対策に関して見ていて思ったのですが。

テレビ局は情報の裏をしっかり取ってから提供するように心掛けているようですが、先日の首都直下地震のドラマのように、時には判断に迫られる難しい局面もあるようです。

また人工地震説のような都市伝説に関しては、正しい科学的な情報を提示して、拡散抑止に努めているようです。

私、東日本大震災の時、変な人をいっぱい見たんです。

スピリチュアル系の方がパニックになって、まだ原発のメルトダウン情報が出ていない段階から、

「メルトダウン!!メルトダウン!自分には見えます!私にはわかるんです!もう始まっている!!みなさん祈りのパワーが必要です!!」

と、いった内容のブログで恐怖から周りを巻き込んでパニックになって不安を煽る方がいたんです。

私はそれを見てとても腹が立ちました。

災害時にはやっぱり恐怖心から狂信的になったり盲目的になったり、周りを巻き込む人やパニックから買い占めに走る人がいたり、現在も陰謀説や人工地震説、色々言い出す人がいらっしゃいますが。

個人的に思ったのは、本当に危険なのは、実際危機に面していても、そういうアホな人を見てアホらしいと思って無視して本当に目の前にある危機を見過ごしてしまうことなのかな、と。

その時はメルトダウンが本当に起こっていたわけですから。

でもそういうと、一部の狂信的な人たちが口を揃えて「ほら!当たっていたじゃないか!」となるオチがつくので。またムカつくというか、面倒くさい問題が出て来てしまうという。

オオカミ少年の話じゃないですけど、デマだとしても、本当にオオカミが来る可能性を捨て切らずにいることが大切なのではないかと。

また、混乱の最中だと、みんなが地震でパニック状態だからこそ逆に平静さを保とうとして、津波に飲まれてしまった方もいたんじゃないのかなと。

根も葉もない情報が飛び交ったり、パニックになって慌てたり、色々錯綜する最中で、どれだけ正確に危機意識を持てるかが問われている気がして。

デマやフェイクと言っても、悪質なものから、伝言ゲームから歪曲して間違った情報が拡散されてしまうような善意から出て来るデマも中にはあると思うので、災害時には混乱してるから致し方ないことも多々あるのかなと思います。

そもそも正義感から当時はCMを見ても「不謹慎だ!」 ということでCMがほぼ自粛になったり、デパートの電気の灯り見ると「不謹慎だ!」と真っ暗にさせたり、また買い占めに走る人を過剰にバッシングしたり。そうした当時の狂気的な一大粛清ムード。すごく極端で怖かった思い出があります。

恐怖心に煽られて買い占めとかも怖いけど、正義感にかられての粛清などもとても怖いと思いました。

昨日紹介した漫画のドラゴンヘッド見ていたら変な人たちが沢山登場していたので、不意に思い出しました。

ドラゴンヘッドを見ると、昔はなんとも思わなかったことが今は少しリアリティがあって怖く映ります。

今日はちょっと真面目に書いてしまいました。私もハメを外さないように気をつけたいと思います。


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