すずめの戸締まり

皆様こんにちは。
お久しぶりの投稿となってしまいました。

さて、先日ずっと観たかった『すずめの戸締まり』を映画館で鑑賞してきました。

※ネタバレになるような内容を含みますので、結末を知りたくない方はお読みいただくのをお控えくださいね。

ざっくりとしたあらすじと、SixTONESの松村北斗くんが声優をやるといった情報のみを仕入れて鑑賞に挑みました。

物語は九州のとある街に暮らす鈴芽が扉を閉める家業を行っている草太と出会い、自らも扉を閉める旅に出ることになる、と言ったお話です。本当にざっくりとしたあらすじですみません。

わたしは、アニメーションが実は苦手なのです。特に2次元でファンタジーのお話がどうにも感情移入出来ず...
けれどその概念を覆してくれたのが新海誠監督の作品『君の名は。』でした。
社会現象になっていましたのでこれは映画館で一度鑑賞してみるか!という事で観に行ったのですが、泣きました!まぁ泣きました!!
終盤からエンドロールにかけてもうずっと泣きっぱなし。
アニメーションなのですが実際の日本の都市の情景が出てくるのと主人公達も生身の人間なので、設定はファンタジックな部分があったとしてもリアルな話に近い形で感情を揺さぶられて観ることが出来たのです。
苦手だったアニメーションの魅力に気付かされた新海誠監督の作品ならばまた映画館で観てみたい!と思い今回鑑賞に至った訳であります。

さて少しお話が脱線してしまいました。
すずめの戸締りのお話ですがまず、草太がカッコ良い。
声が松村北斗くんというフィルターは多いにかかっているのですがそれにしてもカッコ良い。
鈴芽が気持ちを持っていかれるのも納得です。
そして鈴芽。東日本大震災で母親を失い、叔母のもとでどこか遠慮して生きてきた彼女。
何かに導かれるかのように草太と扉を閉める旅に出かけるのですがものすごく行動力があってまっすぐで羨ましい。その陰には母親を亡くした喪失感と叔母の人生を自分が奪ってしまったのではないかという罪悪感も持っていました。
そんな彼女が母との思い出の椅子と共に、最後は幼少期の自分に向かって「あなたの未来は明るいよ大丈夫」と勇気付けて現世に戻してあげるのです。そして自分もいま現在に戻り強く生きていくのです。
鈴芽が草太を一旦は失ってからも、諦めずに自分の力と周りの力に助けられながら自力で草太と自分の人生を取り戻す姿には胸を熱くさせられました。
そして、未来の自分が過去の自分を勇気付ける姿は涙なしには見れませんでした。

映画館から出た後ふと空を見上げたら、真っ青な空にたくさんの綺麗な雲が浮かんでいて、もしかしたら鈴芽と草太が守ってくれた空なのかなと干渉に浸りながら、あぁわたしも1日、1ヶ月、1年、何十年と幸せを噛み締めながら生きていきたいと感じました。
そして早く家に帰って自分の娘を優しく抱きしめて「あなたの未来はわたしがついているから大丈夫よ」と伝えてあげたいなと強く思いました。

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