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63_同じコミュニケーションスタイルの人同士は相性がいいですか?

皆さま、こんにちは!
研修やセミナーでバタバタしているうちに、すっかり夏本番ですね。全国的に猛暑日が続いておりますが、ご体調を崩されず元気にお過ごしでしょうか。たくさん食べて、たくさん寝て、そして笑いながら、暑い夏を乗り切りたいですね!

そして、先日の東京・大阪での対面講座にお越しくださった皆さま、お休みの日に誠にありがとうございました。対面講座の振り返りは、また改めてじっくりと書かせていただきたいと思います。

さて、本日はストアカの講座でいただいたご質問にお答えします。シンプルですが、よくいただくご質問です。ぜひお付き合いください!

【質問】
 同じタイプは相性がいいですか?
「自分と同じタイプは、わかるから好き」「違うタイプの方は、わからないから苦手。すれ違いやすい。」という話を聞いた時、職場の人間関係を思い浮かべて、なるほどなと、腑に落ちました。
この「わかるから好き」は全タイプ同士にあてはまりますか?同じタイプは、相性がいいということでしょうか。

人のコミュニケーションスタイルは、自己主張と感情表出の強弱で大きく4つに分けることができます。

【回答】
ご質問いただきありがとうございます。
学んだものを職場に持ち帰って観察してみると、「そうか」「なるほど」と思う一方で、また新たに様々な疑問が生まれてくると思います。
タイプ別コミュニケーション術は一度学んだから終わりというものではなく、実践して振り返る→新たな気づきを得て、また実践するの繰り返しです。一緒に楽しみながら学びを少しずつ深めていきましょう!

さて、「同じタイプは相性がいいのか」という質問にお答えしてまいりましょう。状況を2つに分けてお伝えします。

まずひとつ目は、職場・友人関係で穏やかな時間が流れている時。
お互いに精神的に余裕があり相手を思いやることのできる状況では、同じタイプはより深く分かり合えるため、大きな問題は起こりません。相性の良さを実感されると思います。

次に、イレギュラー時。例えば、クレーム対応や緊急対応が必要な時、人間関係の問題が何かをきっかけに表出してきた時などをイメージしてください。

エミアブル同士は、お互いの気持ちをより深く理解し思いやりを発揮しようとします。一緒にいてほっとすることでしょう。

アナリティカル同士は、問題解決に向けてきちんと時間を確保できさえすれば、問題ありません。ルールとマナーを守って粛々と進める相手を尊敬する気持ちを再確認します。

エクスプレッシブ同士は、問題解決に向けて緻密に計画を立ててサポートをしてくれるアナリティカルの力を借りることで大きな問題はないでしょう。エクスプレッシブ同士では問題解決に至らず、煙がくすぶっている状況が続き、何となく居心地が良くないかもしれません。

さて、相性の良さだけでは解決できないのが、ドライビング同士です。
この組み合わせは、ハリネズミをイメージしてください。

お互いを理解し尊敬し合い人間関係を構築している時は、問題ありません。しかし、イレギュラーに直面し、どちらが主導権を取るか、どちらが最終判断を下すのか等の場面を迎えた時、あまりに距離を詰めすぎてしまうと、お互いに満身創痍。もともと自己主張が強く闘争モードの強いタイプなので、相手を倒すまで攻撃してしまいます。

戦闘モードのドライビング同士はハリネズミのよう。

こうなると相性は最悪です。
ドライビング同士は気をつけたいものです(かく言う私もドライビングなので気をつけます)。

職場でドライビング同士が闘争モードに入った時には、穏やかなエミアブルに仲裁に入ってもらうのも一案です。エミアブルの方、闘争モードに入ったドライビングの怖さに負けず笑顔で仕切ってくださいね!

同じタイプは、基本的に相性は良いと言えるでしょう。
ただ、イレギュラー時にどういう距離感で人間関係を保つかについては、タイプにより工夫が必要だということを念頭に置いておいてください。

今回もご質問ありがとうございました!
ぜひ皆様の職場で活用してみてくださいね。

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