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34_タイプ別コミュニケーション そもそも相性の良いタイプ・悪いタイプはありますか?

皆さま、こんにちは。少しお久しぶりになってしまいましたが、お元気でしょうか?もうすっかり夏の日差しですね。

 本日もストアカの講座内で受講者様よりいただいたご質問にお答えします。ご自身の職場を思い浮かべて、どうぞお付き合いください!

 【質問】
ソーシャルスタイル理論で分類された4つのタイプについて、そもそも相性のいいタイプ、悪いタイプはありますか?

【回答】
ご質問ありがとうございます。タイプごとの相性は皆さま気になりますよね。
「初めて会ったのに話が弾む」・「話をしない沈黙の時間も苦痛ではない」と感じる相手もいます。一方、何となく居心地の良くない方もいらっしゃるかもしれません。

さて、相性の良い・悪いタイプはあるか、というご質問に対する回答としては、「あります」と答えざるを得ません。

 そう感じる理由を考えてみましょう。

  • 分からない

あなたと相手の感情表現の方法や自己主張の仕方が違うと違和感があると思います。自分と異なる反応をする人を見ると、不思議に感じることもありますね。そんな時に「不思議だなあ」・「面白いな」と受け入れられれば問題はないのですが、私たちはつい「変な人」「変わってる」「何を考えているか分からない」などとネガティブな気持ちを持ちがちです。

この「分からない」という気持ちが、相手を理解し受け入れようとするものではなく拒絶をする感情になると、「相性が良くないタイプ」という認識が生まれてしまいます。

  • 同じだ!

一方、何をしても何を見ても、その感じ方や反応が「同じ」という方もいます。そのような方に対して、私たちは「感覚が一緒で楽」・「笑いのツボが同じで一緒にいて楽しい」と感じます。このような場合には、相手と何時間一緒にいても疲れませんし、次に会う機会を楽しみに待つことになります。「自分と同じだから一緒にいて楽」だったり「同じだから相手の気持ちを読んだりしなくてもいいので助かる」と、「同じ」ことに安心しますね。

さて、ここまでで何か気づいたことはありますか?

そうです。

私たちは自分と同じ反応をする方(同じタイプの方)を相性がいいと感じ、違うタイプの方を相性が悪いと感じやすい傾向にあります。

でも、「人と自分は違う」という当たり前のことを受け入れ、「違うから楽しい」と思えるのが、ソーシャルスタイル理論を学ぶ魅力です。

具体的に見ていきましょう。

自己主張の強弱と感情表出の高低が正反対のタイプ、たとえばエクスプレッシブとアナリティカルのご夫婦もいます。

自己主張・感情表出ともに反対のタイプ

これらは、「最初は変な(!)人」と思っていたのに、きちんと会話を重ねていくと「自分にはない魅力を持っている素敵な人!」と印象が変わった結果です。

ビジネスの場面でも、自己主張が強く感情表出の低い、威圧感のあるドライビングの経営者の右腕が自己主張の低いアナリティカル、ということもよくあります。

ドライビングの上司&アナリティカルの部下

これはアクセルしかついていない車を運転するドライビング(道なき道を直感だけでどんどん進むタイプ)のフォローを、正確な情報と分析を基に適宜ブレーキを踏めるアナリティカルがしていくことで、いい事業運営ができることの証です。

最初は、ドライビングはアナリティカルに対して「細かくてうるさい」と排除したくなりますが、アナリティカルのリスクマネジメント能力の高さを知ることで「なくてはならない存在」と認識を新たにしていくのです。

「違うからイヤ」ではなく「違うから魅力的」と意識を変えることで、人間関係はとても豊かになります。もともと多少の相性の良し悪しはありますが、ソーシャルスタイル理論はそれを超えて大きな成果やご褒美を手にするための応援団になってくれる理論です。

 ぜひあなたの周りを「自分にはない魅力を持っている素敵な人」で埋め尽くしていってくださいね!


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