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シカゴ・ジャズ・フェスティバル, 2023 1日目 Asian Improv, Francis Wong's "Legends and Legacies"
アメリカでは、コロナ禍以降に発生したアジア系への差別や暴力に対して、Stop Asian Hateという運動が巻き起こりました。アジア系アメリカ人が社会運動へとコミットするいま、ジャズにおけるアジア系アメリカ人の立ち位置はどうなっているのか。
そんなことを考えているなか、シカゴ・ジャズ・フェスティバルで出会ったフランシス・ウォン(Francis Wong)のパフォーマンスがとても印象的でした。
シカゴ・ジャズ・フェスティバル, 20231日目ーThe Live the Spirit Residency Young Masters
ライブ・ザ・スピリット・レジデンシー(The Live the Spirit Residency )は、シカゴのエングルウッド地域で若者たちに無料で音楽教育や芸術プログラムを提供している組織です。
エングルウッド(Englewood)は、シカゴのサウス・サイドの一角にあり、犯罪多発地域としても知られています。2021年の時点で、シカゴ市全体の貧困率が20%以下である一方、エングルウッドでは40%
シカゴ・ジャズ・フェスティバル, 2023 1日目 Bobbi Wilsyn - Presented by The South Side Jazz Coalition
ボビー・ウィルスン(Bobbi Wilsyn)は、芸術教育に定評があるコロンビア・カレッジ・シカゴで40年間ジャズ歌唱を教え、現在は大学を退職し、演奏やレコーディングの活動をしています。ウィルスンは、レニ・トリスターノの弟子であり、スタン・ケントン・オーケストラに楽曲提供をしたことでも知られる作曲家ウィリアム・ルッソのシカゴ・ジャズ・アンサンブルや、女性奏者のみのShe Sextetでも歌ってきま
もっとみるシカゴ・ジャズ・フェスティバル, 2023 1日目 The Natalie Scharf Quartet
テナー・サックスとクラリネット奏者のナタリー・シャーフ(Natalie Scharf)は、1920年代のニューヨーク、ハーレムで人気になったストライドピアノのスタイルを継承しています。20年代およびのストライド・ピアノ奏者であるジェームス・P・ジョンソン、ウィリー・ザ・ライオン・スミス、ファッツ・ウォーラーや、時代としては少し後、1927年に生まれストライド・ピアノの伝統も継承したディック・ウェル
もっとみる2023年シカゴ・ジャズ・フェスティバルに行ってみた!
シカゴ・ジャズ・フェスティバル
シカゴ・ジャズ・フェスティバルは、レイバーデイ前の週末に4日間かけて、シカゴのダウンタウンにあるミレニアム・パークで毎年開催されています。2023年は8/31~9/3の開催でした。
なんと無料!
なぜ無料なのかというと、 The City of Chicago Department of Cultural Affairs and Special Event