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シカゴ・ジャズ・フェスティバル, 20231日目ーThe Live the Spirit Residency Young Masters
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ライブ・ザ・スピリット・レジデンシー(The Live the Spirit Residency )は、シカゴのエングルウッド地域で若者たちに無料で音楽教育や芸術プログラムを提供している組織です。
エングルウッド(Englewood)は、シカゴのサウス・サイドの一角にあり、犯罪多発地域としても知られています。2021年の時点で、シカゴ市全体の貧困率が20%以下である一方、エングルウッドでは40%を超えているというデータもありました。
演奏に先立ち、バンドのリーダーでライブ・ザ・スピリット・レジデンシ―のディレクターでもあるサックス奏者のアーネスト・ドーキンス(Ernest Dawkins)は、「エングルウッドには悪いこともたくさんあるけれど、良いことについても話そう」とスピーチをはじめ、良いことの一例として、このジャズ教育のプログラムについて紹介していました。
今回のステージでは、高校生や大学生の年代のミュージシャンにより構成される「ザ・ヤング・マスターズ」が演奏。トランペット奏者(中央)は16歳、ドラマーは17歳とのこと。毎週月曜日に練習し、自分たちで作曲もして、演奏すると賃金も支払われるとのこと。
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オリジナルの楽曲が披露され、シカゴのサウス・サイドらしいブルージーでファンキーなものから、ハードバップやモード的なものまでいろいろ。観客の多くが、エングルウッドを地元とする支援者たちのようで、コール&レスポンスをしながら一緒に歌ったりと、とてもアットホームな空間でした。
いつかバンドのメンバーたちが、シカゴ・ジャズ・フェスティバルの大きなステージで演奏する日が来るのかもしれません。
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