見出し画像

ぽん太の散歩道:北海道サロベツ原野

こんにちは。ぽん太です。今回は、遠征しまして、北海道サロベツ原野をご紹介します。歩くにはあまりにも広大なところなので、今回は自転車で回りました。

実は、学生時代、自転車で北海道を1か月くらいかけて回っていたのですが、当時手を出せなかったのがこのサロベツ原野でした。というのも当時はダート道(未舗装区間)ばかりだったからです。

それから30年以上月日が経って面白そうな民宿(あしたの城)というのを見つけて、当時のリベンジを兼ねて2年前の7月に訪れたという次第です。



民宿あしたの城(じょう)

羽田空港から稚内空港に降り立ち、稚内で1泊してから翌朝JR稚内駅から宗谷本線を経てJR豊富駅に到着。そして目的の宿あしたの城に向かいました。

あしたの城は、サロベツ原野の中にポツンとある一軒宿で、周りに人工物が何もなく、大自然を堪能できる素晴らしい宿です。ユニークなオーナーとブログをアップされている奥様のお二人で経営されている民宿で、料理もとても美味しかったです。天気がよければここからも利尻富士を見ることができます。

そこで早速自転車を借りてサロベツ原野を回りました。

1日目

初日は、学生時代ダートであった日本海側の道(日本海オロロンルート)がどうなっているのかを見にいきます。その前にいくつかのスポットにも立ち寄ります。
(サイクリングルート)
あしたの城→JR下沼駅→パンケ沼→幌延ビジターセンター→オトンルイ風力発電所→あしたの城(距離:約50km)

マップ


フォト

稚内駅から6:36発JR宗谷本線に乗る
車内は、こんな感じ。コロナ渦中であったためアクリル板が設置されていた。
7:18に豊富駅到着。バスで民宿あしたの城へ向かう。バスも本数が少ないため事前予約が必要
民宿あしたの城。荷物を置かせてもらい、自転車を借り、早速サイクリングへ
サロベツ原野はラムサール条約にも登録されている。
本当に周りには何もない。大草原が広がる。こころが洗われるところだ。
JR下沼駅。コンテナの駅舎。最近経営合理化で廃駅が増えているJR北海道の駅舎の中で、なんとか持ちこたえている。
コンテナ駅舎の中
車内にはこのようなスケッチが幾枚か貼られていた
ホームはこんな感じ
パンケ沼園地。パンケとはアイヌ語で「下流側の」という意味
パンケ沼には遊歩道が整備されているが、残念ながら花の時期は過ぎていて草ばかりであった
パンケ沼からこれから向かうオトンルイ風力発電所がよく見える
幌延ビジターセンターへ行く途中の北海道らしい風景
牛にもよく出会う
幌延ビジターセンター
熊が出たので、残念ながら散策できなかった
日本海に出て南下。日本で最大規模を誇るオトンルイ風力発電所。このあたりは確かに風が強く、向かい風だと自転車で走るのも相当きつい。
オトンルイとはアイヌ語で「浜にある道」と言う意味で、日本海沿いを一直線に並ぶ姿は壮観。
少し海岸に出てみるが、波が高く、荒涼としている
今度は北へ向かい、北緯45度通過点へ。まさに北半球どまん中。
日本海オロロンライン。学生時代は未舗装だったのが今は立派な舗装道路だ。ライダーも多し。
追い風なので、らくちん、らくちん

以上ご覧の通り、人工物がほとんどない自然のまんまのコースなので、当然コンビニや自動販売機すらありません。したがって、お弁当や飲み物は前もって町で調達しておかないと大変なことになります。しかし、何もないところに惹かれるぽん太でした。

2日目

2日目は、内陸方面を走りました。最後に豊富温泉でゆっくりするのが目的です。
(サイクリングルート)
あしたの城→サロベツ原生花園→宮の台展望台→サロベツリフレッシュロード→大規模草地牧場→豊富温泉→豊富町→あしたの城(距離:約54km)

マップ


フォト

サロベツ原生花園。かつては泥炭を採掘していた。
サロべつ原生花園遊歩道。こちらも花の時期が終わっていて草原が広がる
たまに花が現れるのがうれしい。
利尻富士もバッチリ
宮の台展望台
宮の台展望台からの利尻富士の眺めも素晴らしい
サロベツリフレッシュロード。結構Up and Downの道だ。フランスの丘陵地帯のようだ
途中、鹿の親子に遭遇。熊でなくてよかった・・・
大規模草原牧場
看板にも「牛横断注意」
豊富温泉。大正14年に石油の試掘を行って温泉が出たもので、原油を含んだ珍しい温泉。このあたりは湯治宿が多い。
豊富温泉で汗を流し、ゆったりくつろぐ

おまけ

普段お目にかかれないショットをご紹介。

稚内の青看板は、ロシア語も併記!
稚内の町中で鹿に遭遇!
帰りの飛行機から下北半島が綺麗にみえる


おわりに

2日間、自転車でサロベツ原野を回りましたが、大自然満載のサイクリングルートです。都会の喧騒に飽き飽きしている方、仕事に追われて余裕がなくなっている方、気持ちを洗濯したい方、一度立ち止まって人生を考えたい方・・・は、是非訪れてみてください。何か発見があるはずです。

ただし、飲み物とお弁当を予め調達することをお忘れなく。本当にお店は一部にしかありませんので。

では、ごきげんよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?