例えてみるシリーズ『消費税は消費者が払うものでは無い』
ある国には、農家がたくさんいて、それぞれが小麦やトウモロコシを栽培しています。
そして、その農産物を加工して、パンや粉末ドリンクなどを作って販売しています。
この国では、政府が消費税を導入しました。消費税は、製造や販売の段階で課税されます。
つまり、農家が小麦やトウモロコシを生産した段階で税金がかかり、それを加工する工場や店舗でも税金がかかります。
最終的に、製品を購入する消費者にも税金がかかります。
しかし、消費税は実際には消費者が負担するものではありません。
なぜなら、消費税がかかると製品の価格が上がるため、消費者は同じ量の製品を購入するためにより多くのお金を支払わなければなりません。
つまり、消費者が支払う税金は、製品の価格に反映されます。
これを例え話で表現すると、小麦やトウモロコシは種から育てられ、農家がそれを収穫しました。
その後、それを製品に加工して販売するまでに多くの人々が関わっています。
政府が消費税をかけると、小麦やトウモロコシの生産者はそれを買う人が少なくなるため、価格を下げざるを得ません。
同じように、工場や店舗も消費者が製品を買わなくなることを恐れ、価格を下げます。
その結果、最終的に消費者は同じ価格で同じ量の製品を購入することができますが、製品の価格が下がっているため、消費税を負担しているわけではありません。
つまり、消費税は製品の価格に反映されるため、最終的には生産者や販売業者が負担していることになります。
以上、参考になれば嬉しいです今日もありがとうございました!
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